【レビュー】Fender TEN 2:深く熱気のある低域を持つ。上位機種ほど音が濃くなく、まだ見通しが感じられ、聞きやすいバランス。ロック向きだが、これでJAZZやバラードを聴くのも悪くない

【レビュー】Fender TEN 2:深く熱気のある低域を持つ。上位機種ほど音が濃くなく、まだ見通しが感じられ、聞きやすいバランス。ロック向きだが、これでJAZZやバラードを聴くのも悪くない

FenderのIEMって個人的に、上位機種になるほど音が太く濃くなって、ベースあたりに収斂していく印象がある。NINE 2も同時に聴いたが、そちらがまだ明るい感じだったのに対し、TEN 2はもう濃厚だった。最上位のThirteenも聴いたことがあるが、あれは値段もべらぼうだし、ちょっとどっしりしすぎってこともあり、意外とこのTENあたりで選ぶのが正解の気がする。

値段的にもほどほどで、7万円以内とこの濃いパワフルな音の値段にしてはなんとなく安い気がしないでもない。

ハードロックはもちろんのこと、JAZZを聴くにも充分な濃度感があり、室内楽でも説得力を感じるかも。重厚で濃いめにどっしり音楽を聴きたい人にはかなりよい選択肢になりそうだ。

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【レビュー】HIDIZS MS4:厚みのある自然な音が低域から高域まで豊かに響いてくる良質サウンド

【レビュー】HIDIZS MS4:厚みのある自然な音が低域から高域まで豊かに響いてくる良質サウンド

海外レビューなんかを読んだけど、結構評価分かれてる機種。まず低域は温かみがあって、結構深くまで出ているけど、地熱感があるのでクリア感はそれほどでもない。このあたりを肯定的に評価する場合は優れたベースサウンドという評価になるけど、否定的に評価する場合は深いところで濁っているという判断になる。これは好みの問題だけど、個人的には重低域に関して、ロックやJAZZを聴く関係上、地熱感を結構重視しているのでこの低域の評価に関しては私は肯定的に捉える派。

次に高域の少しつややかさを厚く表現するような、まろやかな質感に関してもボーカルディテールに照らし合わせて、聞き心地がよいという判断と、繊細さに欠けるという評価で分かれる。

で、ゆったりした低域に支えられた豊かな音場と音の厚みが良く、個々の音に明瞭感があるという点だけは基本的に評価が揺るがない。音場は基本的には厚みのある音で充実した感じであり、ウォームでマイルドな印象を受けるという点も異論は無いだろう。

そういうわけで、どちらかというとアコースティックなサウンドに強い印象を受けるが、一方で低域に適度なスピード感もあり、デジタル音を多用するダンスサウンドを聴いてみても、私は意外と満足して聴ける印象がある。たしかに中域から低域に少しふくよかな感じがあるので、密度高めかなとは思うけど、一方で見通しの良いクリアな感じもあるので、音の粒立ちは悪くなく、なんだかんだ言って万能に聴ける印象があり、聞き心地と聴き応えのバランスは良い感じでこの機種は好評価。

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【レビュー】Westone B30:Westoneらしい緻密で正確な音とウォームな音味が維持された低域モデル。中域に重心が落ち着く安定感がある

【レビュー】Westone B30:Westoneらしい緻密で正確な音とウォームな音味が維持された低域モデル。中域に重心が落ち着く安定感がある

鮮烈な高域の音に目を奪われがちだったW30に比べると、B30の高域はマイルドで、むしろ中域の真ん中のほうに焦点が合うようになった。そのあたりはちょうど清潔感と温度感のバランスが良いところで、ほどよい解像度と密度感を味わうことができる。どちらかというとこの音響デザインは旧W40に近い感じ。私は旧W40の音作りがWシリーズでは一番くらいに好きだったので、この点はB30に好意的な評価を持っている。

一方でW30を好んでいた人には全く別物の音になってしまい、むしろ新W40が以前のW30に近い印象だ。

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【レビュー】qdc 3SH:厚みのある中低域と幻想的なほどに清潔に伸びる高域のバランスが素晴らしい

【レビュー】qdc 3SH:厚みのある中低域と幻想的なほどに清潔に伸びる高域のバランスが素晴らしい

記事内でもすでに説明したが、このイヤホンは組み合わせるDAPによってかなり低域の印象が異なる場合がある。ふわっと幻想的に浮き上がってから抜けるような高域はおそらくどのDAPでもそれほど変化なく味わえると思うが、とくにR&Bやクラシック、JAZZなど中低域に空気感が欲しい場合は、プレーヤーの吟味が必要かもしれない。そういう意味で「相手を選ぶ」機種ではある。

qdcはドライバーを独自設計で特注しているだけあって、「qdcらしさ」という確かな哲学を感じられる音がある。音楽を聴くときにとっかかりになるような強い手がかりをそれほど強調しないにも関わらず、音に確かな伸びと空気感のあるディテールが感じられて、さわやかなのに味がしっかりある。とくにこの3SHは私が聴いてきた中では、濃厚感とスッキリ感のバランスをうまく調整している機種の一つに思え、個人的に高く評価している。おすすめ。

ただし記事内でも述べたが、低域は若干ゆったりしているので、スピード感のあるダンス曲とかだと場合によって緩く感じられることもあるだろう。

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