【レビュー】HIDIZS MS4:厚みのある自然な音が低域から高域まで豊かに響いてくる良質サウンド

【レビュー】HIDIZS MS4:厚みのある自然な音が低域から高域まで豊かに響いてくる良質サウンド

海外レビューなんかを読んだけど、結構評価分かれてる機種。まず低域は温かみがあって、結構深くまで出ているけど、地熱感があるのでクリア感はそれほどでもない。このあたりを肯定的に評価する場合は優れたベースサウンドという評価になるけど、否定的に評価する場合は深いところで濁っているという判断になる。これは好みの問題だけど、個人的には重低域に関して、ロックやJAZZを聴く関係上、地熱感を結構重視しているのでこの低域の評価に関しては私は肯定的に捉える派。

次に高域の少しつややかさを厚く表現するような、まろやかな質感に関してもボーカルディテールに照らし合わせて、聞き心地がよいという判断と、繊細さに欠けるという評価で分かれる。

で、ゆったりした低域に支えられた豊かな音場と音の厚みが良く、個々の音に明瞭感があるという点だけは基本的に評価が揺るがない。音場は基本的には厚みのある音で充実した感じであり、ウォームでマイルドな印象を受けるという点も異論は無いだろう。

そういうわけで、どちらかというとアコースティックなサウンドに強い印象を受けるが、一方で低域に適度なスピード感もあり、デジタル音を多用するダンスサウンドを聴いてみても、私は意外と満足して聴ける印象がある。たしかに中域から低域に少しふくよかな感じがあるので、密度高めかなとは思うけど、一方で見通しの良いクリアな感じもあるので、音の粒立ちは悪くなく、なんだかんだ言って万能に聴ける印象があり、聞き心地と聴き応えのバランスは良い感じでこの機種は好評価。

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【レビュー】iBasso IT04:バランスが良く、とくに低域や高域の設計は意外と煮詰めて作られていて、万能に聴ける印象。埋もれがちな機種だが、隠れた名機だ。

【レビュー】iBasso IT04:バランスが良く、とくに低域や高域の設計は意外と煮詰めて作られていて、万能に聴ける印象。埋もれがちな機種だが、隠れた名機だ。

日本ではDAPばかり評価されている感じのiBassoだが、実は密かに海外レビューで評価が高いのがこのIT04。各種レビューで「Great Sound!」と連呼されているので、「どんなもんかな」と興味を持ったけど、たしかにいろいろバランス良く、万能に音楽を楽しめる感じでフラッグシップとしてかなり成熟している印象を受けた。

どぎついところや変に不自然な演出感がなく、透明感や清潔感が大事にされていて、音場は広く、奥行きもあってリアリティがよく追究されている。日本ではほとんど無名に近く、埋もれた感じの機種になってしまっているが、これを埋もれさせるのは若干もったいない気がして、レビューした。

幸いなことにこのレビューを書いている2019年7月現在は価格も安定しており、手を出しやすい位置にいる。

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【レビュー】Klipsch X20i:百合のような優美なフォルムに、豊かで優雅な音を備える。どんな音楽も麗しく聴かせるクリプシュサウンドの極致

【レビュー】Klipsch X20i:百合のような優美なフォルムに、豊かで優雅な音を備える。どんな音楽も麗しく聴かせるクリプシュサウンドの極致

クリプシュの音がどうして好きなのかっていうと、やっぱり音が柔らかい感じなのにボンヤリしてないってところに尽きると思います。個々の音のディテールや手がかりをあまり強調せずに全体としてゆるやかな感じで温かみを加えて聴かせてくれるので、音にしっかり浸れて包まれることができるんですよね。でもその音は決してマイルドなだけじゃなくて、細やかなディテールは存在していて、音のみずみずしさとか質感が感じられるんですけど、はっきりした感じじゃないというバランス感覚が秀逸すぎて惚れます。

奥ゆかしいというか、余裕を感じる表現で、音の余韻とか響き方をよく考えて、「こう聴かせたい」っていう設計思想がちゃんと備わっているのがクリプシュ製品です。とくにこのX20iは、いかにもクリプシュらしい派手さを強調しないのに高くまで伸びている透明でしかも自然な太さのある高域と、雄大で地熱豊かな低域のコラボレーションが見事に整えられています。ゆったりしているのにスピード感も充分にあって、比較的万能に、それでいてどの曲もクリプシュらしく聴かせてくれる独特の風味が、すごく好きです。

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【レビュー】Westone B30:Westoneらしい緻密で正確な音とウォームな音味が維持された低域モデル。中域に重心が落ち着く安定感がある

【レビュー】Westone B30:Westoneらしい緻密で正確な音とウォームな音味が維持された低域モデル。中域に重心が落ち着く安定感がある

鮮烈な高域の音に目を奪われがちだったW30に比べると、B30の高域はマイルドで、むしろ中域の真ん中のほうに焦点が合うようになった。そのあたりはちょうど清潔感と温度感のバランスが良いところで、ほどよい解像度と密度感を味わうことができる。どちらかというとこの音響デザインは旧W40に近い感じ。私は旧W40の音作りがWシリーズでは一番くらいに好きだったので、この点はB30に好意的な評価を持っている。

一方でW30を好んでいた人には全く別物の音になってしまい、むしろ新W40が以前のW30に近い印象だ。

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【レビュー】CampfireAudio IO:ぶっとい眉毛のように中高域が目立つ独特の骨太な表現力を持つ。これが意外と面白い

【レビュー】CampfireAudio IO:ぶっとい眉毛のように中高域が目立つ独特の骨太な表現力を持つ。これが意外と面白い

最初は中高域のインパクトにびっくりさせられて、「なんじゃこりゃ?」って思ったけど、聴き込んでみたら、むしろ楽しくてハマリました。これは個人的に「あり」です。

一番いいなって思ったのはやっぱりロックかな。ただボーカル周りの清潔感と濃厚感の出し方が意外とうまいんで、アニソンとかバラードとかR&BとかJAZZとか、案外悪くないなっていうか、これはこれで万能な音質かもしれないと思えるくらいにはちゃんと聞き心地を考えて作られています。妙な説得力があることは確か。

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【レビュー】UniqueMelody MACBETHⅡ Classic:明瞭感のある中高域のディテールを重視したサウンド。清潔で歪みのない空気感に満ちた音を持つ

【レビュー】UniqueMelody MACBETHⅡ Classic:明瞭感のある中高域のディテールを重視したサウンド。清潔で歪みのない空気感に満ちた音を持つ

インピーダンス値が高めなせいか、清潔感と緻密感のある、かなり歪みのない解像度感バリバリって感じの音を聴かせてくれます。音に細い感じはありつつも、空気感が豊かなので、表現に貧弱さはありません。中高域あたりで手がかりを若干強調しすぎる感じが派手な音作りにつながっているので、キザったらしい感じはありますけど、シャリシャリ感だけじゃなく、その上のシャーンとする空気感もより広がりを持って聞こえるので、軽薄さはありません。

ただ長時間聴くにはきついかな~って思うところもあって、低域にあまり膨張感がないのも落ち着かないと感じる人はいるかも知れません。

ロックやダンスは特に明るく楽しく緻密にきれいに聴かせてくれ、風味も多分に感じられ、レベルが高い印象を受けます。

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【レビュー】qdc 3SH:厚みのある中低域と幻想的なほどに清潔に伸びる高域のバランスが素晴らしい

【レビュー】qdc 3SH:厚みのある中低域と幻想的なほどに清潔に伸びる高域のバランスが素晴らしい

記事内でもすでに説明したが、このイヤホンは組み合わせるDAPによってかなり低域の印象が異なる場合がある。ふわっと幻想的に浮き上がってから抜けるような高域はおそらくどのDAPでもそれほど変化なく味わえると思うが、とくにR&Bやクラシック、JAZZなど中低域に空気感が欲しい場合は、プレーヤーの吟味が必要かもしれない。そういう意味で「相手を選ぶ」機種ではある。

qdcはドライバーを独自設計で特注しているだけあって、「qdcらしさ」という確かな哲学を感じられる音がある。音楽を聴くときにとっかかりになるような強い手がかりをそれほど強調しないにも関わらず、音に確かな伸びと空気感のあるディテールが感じられて、さわやかなのに味がしっかりある。とくにこの3SHは私が聴いてきた中では、濃厚感とスッキリ感のバランスをうまく調整している機種の一つに思え、個人的に高く評価している。おすすめ。

ただし記事内でも述べたが、低域は若干ゆったりしているので、スピード感のあるダンス曲とかだと場合によって緩く感じられることもあるだろう。

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