【完全ワイヤレスイヤホン HAYLOU W1 レビュー】低価格でBA+DDのハイブリッド構成。サウンドバランスはニュートラル系。aptX Adaptive対応

【完全ワイヤレスイヤホン HAYLOU W1 レビュー】低価格でBA+DDのハイブリッド構成。サウンドバランスはニュートラル系。aptX Adaptive対応5000円~10000円
HAYLOU W1

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HAYLOU W1の概要

こんな人におすすめ

  • サウンドバランス重視
  • 深みのある低域が好き
  • 聴き心地の良いイヤホンを求めている
  • スタジオチューニングサウンドが好き
  • バランスドアーマチュアドライバーのドライな音が好き

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:7h/20h
  • 防水性能:IPX4
  • 対応コーデック:aptX Adaptive/aptX/AAC/SBC
  • 価格帯:5000円~10000円

audio-soundスコア
HAYLOU W1
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  • パッケージ:8.0/10.0
  • ビルドクオリティ:8.0/10.0
  • 装着感:8.0/10.0
  • 高域:9.5/10.0
  • 中域:9.5/10.0
  • 低域:9.5/10.0
  • 歪みの少なさ:7.5/10.0
  • 通信品質:8.5/10.0
  • コストパフォーマンスボーナス:11.5/10.0

長所と短所

長所

  • サウンドバランスが良い
  • 優秀な原音忠実性
  • 良好な質感
  • 優れた定位感
  • 良好な高域拡張性
  • 聴き心地が良い
  • 中域への適切なフォーカス
  • 優れた音像一貫性
  • バランスドアーマチュアドライバーっぽいドライな音(好みであれば)

短所

  • 解像度が低い
  • 透明度で劣る

HAYLOU W1の特徴

  • プレミアムBT V5.2対応通信チップQCC3040搭載
    QCC3040は従来製品に比べて、1回の再生時間が40%増加し、低消費電力でより安定しています。また、BT5.2チップは、より優れた通信性と抗干渉能力を備えています。
  • AptX & AptX Adaptive & AAC & SBC
    AptXコーデックを利用することでCDレベルのロスレス原音、ダイナミックな低遅延を体験し、ゲームを十分に楽しむことができます。またAACとSBCのオーディオデコーディングも含まれています。
  • 20時間のロングバッテリーライフ
    W1の音楽再生時間は最大6時間。一度フル充電すれば、最大6時間の音楽再生が可能です。310mAhの充電ケースを使えば、20時間の長時間使用が可能で、旅行中の良いパートナーになります。
  • CVC8.0デュアルマイクノイズアイソレーション
    W1のBTチップには、CVCデュアルノイズキャンセリング技術が搭載されており、自然なHDステレオ両耳通話を実現します。
  • SiriとGoogleアシスタント
    左/右のダブルタップで音声操作を開始できます。
  • IPX4準拠の防水性能
    W1イヤホンは、IPX4防水機能を備えているので、汗に十分な耐性を持っています。激しい運動をしても途切れることなく自由に使えます。
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パッケージ(8.0)

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パッケージは価格の水準を満たしています。

パッケージ内容

  • イヤホン本体
  • 専用充電ケース
  • イヤーピース
  • Type-Cケーブル
  • マニュアルや保証書類
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ビルドクオリティ(8.0)

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ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。

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装着感(8.0)

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装着感は良好です。

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接続品質

aptXでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。

人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと一瞬音楽が途切れますが、30秒くらいで復帰し、その後は一貫して音楽を聴くことができました。

バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。

インターフェース/操作方法

操作インターフェースはタッチ式です。

電源ON充電ケースの蓋を開ける
電源OFF充電ケースにイヤホンを収納し、蓋を閉じる
ペアリング電源ON時に接続先がない場合は自動でペアリングモード
曲再生多機能ボタンを1回タップ
再生停止多機能ボタンを1回タップ
曲送り右側の多機能ボタンを2回タップ
曲戻し左側の多機能ボタンを2回タップ
通話応答多機能ボタンを1回タップ
通話終了多機能ボタンを1回タップ
音声アシスタントの起動多機能ボタンを3回タップ

音質

HATS測定環境

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • 小野測器 SR-2210 センサアンプ
  • 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
  • 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
  • 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition

カプラー測定環境

  • Type5050 マイクアンプ電源
  • Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
  • オーディオインターフェース:MOTU M2

アナライザソフト

  • TypeDSSF3-L
  • Room EQ Wizard

REW周波数特性

Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。

当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。

周波数特性(RAW)

HAYLOU W1 Frequency Response (RAW)
HAYLOU W1 Frequency Response (RAW)

周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス

測定値は有料記事をご覧ください。

UGREEN HiTune X6

オーディオステータス

Earfun Free 2Sのオーディオステータス
HAYLOU W1のオーディオステータス
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として導入しています。

音質解説

今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とaptXで接続してレビューします。

HAYLOU W1ほぼ完全にニュートラルに近い、バランスの取れたサウンドシグネチャーを持っています。

レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。

  • 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
  • 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
  • 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
  • クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
  • イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]

これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。

HAYLOU W1
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低域(9.5)

  • 原音忠実度:A+
  • 臨場感:B+
  • 深さ:A-
  • 重み:B+
  • 太さ:B
  • 存在感:B

低域

HAYLOU W1の低域は十分に深みのあるサウンドを実現しています。また、中域とのバランスはかなり絶妙と言えます。

バスドラムキックの重量感は十分で深みもあり、ランブルもかなり確かに感じられます。引き締まり感も良好です。

エレキベースも十分に黒く、広がりのあるサウンドで聞こえます。

個人的な好みで言えば、もう少し深みの感じられる低域が好みですが、低域好きをかなり満足させられる良質な低域と言えるでしょう。

中域(9.5)

  • 原音忠実度:S
  • 厚み:B
  • 明るさ:B+
  • 硬さ:B
  • 存在感:B

中域

中域はかなりニュートラルに近く調整されています。質感は正確ですが、全体の中では歪が少し多めになっているうえ、明瞭度はかなり物足りないので、解像感では劣り、全体的に平面的なサウンドに聞こえ、楽器音の立体感で物足りません。そのせいでとくに生録音音源では音楽のリアリズムに不満を覚えるかもしれません。

バランス自体は良いので聞き心地は安定していますが、やや付帯音が多く、音像と背景の分離が緩く、背景が明るく感じたり、輪郭がぼやける感覚を受けるかもしれません。

一方でギターエッジをはじめ一部の楽器音には、歪みが美しい彩りを含んだ滲みを感じさせる傾向があるため、リッチで魅力的に聞こえる可能性があります。

高域(9.5)

  • 原音忠実度:C+
  • 艶やかさ:B+
  • 鋭さ:B+
  • 脆さ:B-
  • 荒さ:D+
  • 繊細さ:C-
  • 存在感:B-

高域

高域は拡張性も良好な水準で、鮮明感に不足がなく、ディテールもかなりはっきり聞こえ、かつ定位もかなり正確です。

子音の尖りは音量次第でやや強く出る可能性がありますが、解像度が低いせいか目立ちません。ただ、明瞭度の不足か歪がやや多いせいか、その両方が影響しているのかわかりませんが、高域は全体的にガサガサして乾燥して聞こえます。

バランスドアーマチュアドライバー機にありがちな雰囲気とは言えますので、普段バランドアーマチュアドライバーを好んで聞いている人には耳に馴染む音かもしれませんね。

HAYLOU W1
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定位/質感

  • 質感の正確性:A+
  • 定位の正確性:A
  • オーケストラのテクスチャ:A-
  • 雅楽のテクスチャ:A

定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。

オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。

この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。

サウンドバランスの上ではフルオーケストラを聴くのに理想に近いバランスで、特に定位感に優れています。ただ、全体的に明瞭感がよくなく、楽器音に生々しさやみずみずしさがなく、表現が平面的で立体感もいまいちです。悪くはないとは思いますが、耳が肥えたオーディオマニアが聞いたら安っぽい音って思うかもしれません。

雅楽も透明度の不足がやはり気になり、全体的に古い録音のように埃っぽい雰囲気があります。和音の滲みはきれいで印象的ですが、表現に深みが感じられません。

音場/クリア感/イメージング

  • 音場:B+
  • クリア感:B
  • イメージング:B-
    • 高域:B
    • 中域:B
    • 低域:C

音場

深さは標準を満たし、中域は比較的前面におり、高域の拡張性は標準以上です。

クリア感は価格の標準レベルです。

イメージング性能は価格を考えるとかなり物足りません。

 

音質総評

  • 原音忠実度:A+
  • おすすめ度:A-
  • 個人的な好み:B

音質総評

HAYLOU W1はほとんど完璧にニュートラルなサウンドバランスを持っているエントリークラス完全ワイヤレスイヤホンです。

低価格でハイブリッド構成(しかもBAはKnowles製)を採用しているのはなかなかに意欲的ですが、ライバルに比べてやや多めの歪と解像度の低さが好みを分けそうです。

同じ価格くらいだとEarFun Air Pro 2のほうが音質でも機能面でもお得に感じられることが多いのではないかと思います。

音質的な特徴

美点

  • サウンドバランスが良い
  • 優秀な原音忠実性
  • 良好な質感
  • 優れた定位感
  • 良好な高域拡張性
  • 聴き心地が良い
  • 中域への適切なフォーカス
  • 優れた音像一貫性
  • バランスドアーマチュアドライバーっぽいドライな音(好みであれば)

欠点

  • 解像度が低い
  • 透明度で劣る
【完全ワイヤレスイヤホン HAYLOU W1 レビュー】低価格でBA+DDのハイブリッド構成。サウンドバランスはニュートラル系。aptX Adaptive対応

サウンドバランスが良い
中域への適切なフォーカス
引き締まった深い低域

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レコーディングシグネチャー

レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはFiiO M15でレコーディングにAntelope Audio Amariを用いています。コーデックはaptXで、イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。

¥369,600(税込)

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
  • Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
  • オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
  • レコーディングソフト:Audacity

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

楽曲情報
  • 楽曲名:浮遊大陸アルジェス -Introduction-
  • アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation

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楽曲情報
  • 楽曲名:Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 Evolution オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
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Formidable Enemy

楽曲情報
  • 楽曲名:Formidable Enemy
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Formidable Enemy
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. HAYLOU W1

総評

HAYLOU W1は低価格でDD+BAのハイブリッド構成を実現し、aptX Adaptiveコーデック対応バランスの良いサウンドを実現しているブランドの意欲作です。解像度で物足りず、あらゆる音楽が平面的で聞こえやすいことを除けば、全体的な水準は悪くないようにも思います。