【海外レビューまとめ】ETYMOTIC RESEARCH ER2XR

【海外レビューまとめ】ETYMOTIC RESEARCH ER2XR 10000円~20000円
ETYMOTIC RESEARCH ER2XR

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海外で高く評価される1DDエントリーモデル

ER2XRは、低音域のレスポンスをさらに向上させた、Extended Responseという意味。ER2SEよりも低音が力強いチューニングが成されているので、より楽曲の臨場感を楽しみながらリスニングすることができます。低域に迫力が生まれていて、ヒップホップ系のキックは力強い印象。ウッド・ベースなどの低音楽器は、立体的で野太さを増して再生されますね。しかし、ER2SEが持つバランス感や解像度の高さは、こちらでも全く失われておりません。低域を強調しながらもほかの帯域との調整具合は絶妙で、全体のまとまりもとても良いのです。

https://www.snrec.jp/entry/productreview/2019/08/81104

ETYMOTIC RESEARCH ER2XRはETYMOTIC RESEARCHの1DDエントリーモデルです。ETYMOTIC RESEARCHらしい、バランスの良いフラットサウンドを意識したモデルですが、リファレンスモデルのER2SEに比べると低域が盛られています。

上の記事にもあるように、XRはExtended Responseの略です。

日本ではあまり注目されていない機種ですが、海外では$100クラスの定番機種として非常に高く評価されています。

「ER2SE」「ER2XR」は、ERシリーズのエントリーラインとなる新モデル。

“STUDIO EDITION”の頭文字を型名に配したER2SEは、原音に忠実な音質を再現。“EXTENDED RESPONSE”のER2XRは、ER2SEの音質を踏襲しながら、低域の表現力を加えたという。

https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1167728.html

この製品の要点

  • フラットに近いバランスだが、音楽性にも優れる
  • プロ仕様にも使える解像度と低歪み、高い遮音性
  • スマホでもなんとか駆動可能で使い勝手が良い

ETYMOTIC RESEARCH ER2XRの特徴

ER2XRに内蔵された新規開発のダイナミック型ドライバーは、ER2SEに対して低域のレスポンスを高めているのが特徴。“Extended Response”の名に恥じない躍動的なサウンドが魅力です。

一方、カナル型イヤホンならではの遮音性は、ETYMOTICお馴染みの3フランジ・イヤーチップにより、最大35dBの遮音性能を実現。ディテール再現力を余すところなく発揮します。使いやすいMMCX方式着脱ケーブル、さまざまなタイプのイヤーチップの付属など、装備も充実です。

https://kanjitsu.com/product/er2xr/

製品仕様

  • ドライバー:ダイナミック型
  • インピーダンス:15Ω
  • ノイズ減衰量:35~42dB
  • 最大出力音圧:120dB SPL
  • 感度:96dB SPL(0.1V input)
  • 再生周波数帯域:20~16,000Hz
  • 入力プラグ:3.5mm ステレオ・ミニプラグ、L型コード1.5m(MMCXコネクター着脱式)
  • 付属品:フォーム・イヤーチップ・ブラック(1ペア)、3フランジ・イヤーチップ S・フロスト(1ペア)、3フランジ・イヤーチップ・クリアー(1ペア)、フィルター交換ツール、交換フィルター(2個)、シャツクリップ、ジッパードポーチ
  • 保証期間:2 年

製品紹介動画(サウンドハウス)

低音域のレスポンスを向上した、新型ダイナミック型ドライバーを搭載

ETYMOTIC RESEARCHらしい高精度な原音再生力、優れた遮音性能はそのままに、ダイナミック型らしいしっかりとした音圧感、自然で厚みのある上質な低音再生を実現します。

ETYMOTIC RESEARCH ER2XR
ETYMOTIC RESEARCH ER2XR

トップクラスの原音再生力&抜群の遮音性能

原音の響きや表情を正確に再現。同価格帯トップクラスの優れた原音再生力を誇ります。

35dBの音を遮音する、極めて高い遮音性能を実現。外音をしっかりと遮音することで、周囲の音に影響される事無く、音楽を聴く事が可能です。

ETYMOTIC RESEARCH ER2XR
ETYMOTIC RESEARCH ER2XR

メタル製ハウジング採用&着脱式mmcxケーブル採用

イヤホン筺体には、高級感あるアノダイズド加工を施したメタルボディを採用。

ケーブルには、mmcxコネクタータイプの着脱式ケーブルを採用。ケーブル交換が容易で、万が一の断線も安心です。

ETYMOTIC RESEARCH ER2XR
ETYMOTIC RESEARCH ER2XR

充実の付属品

装着感、遮音性能に優れた豊富なイヤーチップが同封されています。

ETYMOTIC RESEARCH ER2XR
ETYMOTIC RESEARCH ER2XR

日本のメディア記事へのリンク

日本語で読めるETYMOTIC RESEARCH ER2XRの記事です。

海外レビューまとめ

例の如く引用部分は適度に超訳です。

MAJORHiFi

長所

価格を考えると、分離と解像度でこれ以上は難しい。 200ドル未満で正確性が高く、信じられないほどリアリズムのあるサウンドです。

短所

装着感において、それを付けているのを忘れるということは不可能でしょう。

総評

やあ、Etymoticマニアの皆さん、大騒ぎしていますけど、その理由は察しています。ER2XRは、価格を考えると非常にクリーンで、非常に詳細で、非常に自然なサウンドを提供してくれます。実際、$200以下のIEMでこれに勝るものはないと思います。さらに付け加えると、このイヤホンのサウンドは同時に楽しいものです(強気になりすぎない姿勢を保ちながら)。フラットすぎず、満足感のある低音、耳に優しい高音。ER4が気になっていても、どうしてもお金をかけられないという方には、ER2XRは妥協する価値のある製品だと思われます。

https://headfonics.com/hiby-r5-saber-review/

遮音性は高いが、癖のある装着感

ETYMOTIC RESEARCH ER2XRは平均35dBという高い遮音性を実現し、パッシブノイズキャンセレーションに高い性能を持っています。一度耳に入れてしまえば、周囲の音はほとんど聞こえないようです。

しかし、装着感に関しては慣れない人には違和感が大きいだろうと述べています。実際、私もETYMOTIC RESEARCHやKlipschのイヤホンを愛用していましたが、最初は慣れないところがありました。ただ、こうしたスリムイヤホンの装着感は女性には快適な可能性があります。

ベーシストサウンド

MAJORHiFiのレビュアーはER2XRのサウンドはER2SEよりカジュアルリスニング向きだが、しかし、ベース音やドラム音を重視する人にはプロ用としても十分通用するだろうと述べています。

この点に関しては、この記事の冒頭に引用した『Sound&Recording』誌のレビューでも同じようなことが述べられているのが興味深いです。もう一度引用しておきます。ER2XRは音楽制作の場でも十分に使えるクオリティのようです。

ER2XRは、低音域のレスポンスをさらに向上させた、Extended Responseという意味。ER2SEよりも低音が力強いチューニングが成されているので、より楽曲の臨場感を楽しみながらリスニングすることができます。低域に迫力が生まれていて、ヒップホップ系のキックは力強い印象。ウッド・ベースなどの低音楽器は、立体的で野太さを増して再生されますね。しかし、ER2SEが持つバランス感や解像度の高さは、こちらでも全く失われておりません。低域を強調しながらもほかの帯域との調整具合は絶妙で、全体のまとまりもとても良いのです。

https://www.snrec.jp/entry/productreview/2019/08/81104

駆動が簡単

15Ωのインピーダンスで96dBの感度という定格仕様になっているER2XRはスマホでも簡単に駆動できるイヤホンです。実際にiPhone用のバリエーションもあるくらいです。スマホのような低出力デバイスでは駆動が少し難しいER4シリーズに比べて、この点はER2シリーズが優位にあるポイントでしょう。

audioreviews.org

Etymotic ER2XRは、手頃な価格で「リファレンス」サウンドを提示し、このクラスで聞ける中で高いレベルの解像度を実現するという、当初の目的を達成しています(この目標に価格帯で最も近いのはおそらくTin T4です)。しかし、最終的には、ER2XRは私にとっては合格です。中低音域のくぼみと全体的な傾きにより、サブウーファーを必要とする非常に優れた、しかし周波数の限定されるフロントスピーカーのように、ER2XRのサウンドはやや不完全になります(同じ価格で、Hisenior B5はより豊かな音色を持つ同様のターゲットを持っています)。そうは言っても、Etymoticは、フィット感を気にしない低音を嫌うリスナーの特定の層にかなりの訴求力を感じさせます。

https://www.audioreviews.org/etymotic-er2xr-review-loomis/

中低域がスリム

audioreviews.orgのレビュアーによれば、ER2XRは低域強調モデルとはいうものの、中低域は凹んでおり、サウンドの一貫性が少し物足りないようです。中域は前進的で男声ボーカルが特に印象的に聞こえ、高域も拡張性に優れるようです。iBasso IT01と聞き比べると、ER2XRの音がDVDレベル、IT01の音がビデオカセットレベルに聞こえるくらいに思えると述べています。

スマホでの駆動は少し難しい

MAJORHiFiはわりと駆動が簡単という話をしていたことはすでに紹介しましたが、audioreviews.orgのレビュアーにとっては少し印象が異なるようです。彼によると、スマホでは音量が取りづらいので少し困難を感じたようです。それでもアンプによる音質変化を感じなかったということを述べているので、音量さえ取れれば駆動は十分できそうです。このあたりはスマホの機種にもよりそうですね。

MobileTechTalk

長所

質の高いデザインとビルド
快適で遮音性が高い
クリスタルクリアなサウンドシグネチャー

短所

低音の品質は、使用するイヤーピースとフィット感に影響を受けます

総評

Etymotic ER2XRは、高品質のキットです。高品質のデザイン、優れたバランスの取れたサウンドシグネチャ、パッケージ内の適切なアクセサリの選択により、イヤフォンに必要なものを提供します。

https://mobiletechtalk.co.uk/reviews/etymotic-er2xr-review-dynamic-bass/

低域はわりと弱い

MobileTechTalkのレビュアーにとって、ER2XRは低域強調モデルとは言え、それほど低域の存在感を感じなかったようです。低域単体ではあまり感動はなかったようですが、中域と高域を含めて全体的に俯瞰すると、かなり素晴らしいリスニング体験が得られると述べています。彼はかなり感銘を受けたようです。

ETYMOTIC RESEARCH ER2XR
ETYMOTIC RESEARCH ER2XR

まとめ

ETYMOTIC RESEARCH ER2XRは財布に優しい価格で、エティモの上位機種と同様のバランスの良いサウンドを聞かせてくれます。低域モデルとはいえ、その低域は低域ジャンキーを満足させるレベルではないようですが、全体のサウンドは価格帯ではかなりレベルが高く、解像感にも優れているようです。

何より、上位機種と異なり、スマホでも駆動できるくらいのスペックバランスになっているので、外出時に使うサブ機としても優秀そうです。

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