【完全ワイヤレスイヤホン AVIOT TE-J1 レビュー】高解像で派手な高域と重厚な低域を併せ持つ楽しいV字ドンシャリサウンド

【完全ワイヤレスイヤホン AVIOT TE-J1 レビュー】高解像で派手な高域と重厚な低域を併せ持つ楽しいV字ドンシャリサウンド 20000円~30000円
AVIOT TE-J1

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AVIOT TE-J1の概要

こんな人におすすめ

  • 派手な音が好き
  • ドンシャリサウンドが好き
  • 奥行き感重視
  • 解像度重視
  • 機能性重視
  • デザイン重視

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:9h/28h
  • 防水性能:IPX4
  • 対応コーデック:LDAC/AAC/SBC
  • 価格帯:20000円~30000円

audio-soundスコア
AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1

  • パッケージ:8.0/10.0
  • ビルドクオリティ:8.5/10.0
  • 装着感:8.5/10.0
  • 高域:9.5/10.0
  • 中域:8.0/10.0
  • 低域:9.5/10.0
  • 歪みの少なさ:8.0/10.0
  • 通信品質:9.5/10.0
  • アクティブノイズキャンセリング:8.0/10.0
  • コストパフォーマンスボーナス:10.5/10.0

長所と短所

長所

  • 楽しいV字サウンド
  • 輝度が高く派手な高域
  • 優れた解像度
  • 奥行き感のあるサウンド
  • 優れたディテール
  • 優れた高域拡張性
  • 重厚で深みのある低域
  • マルチポイント対応

短所

  • やや派手すぎて荒っぽく聞こえる高域
  • ドライでみずみずしさに欠ける窮屈な中域

AVIOT TE-J1の特徴

AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
  • ノイズキャンセリング機能搭載:より広帯域でノイズを低減させる計4基のマイクを使用したハイブリッドアクティブノイズキャンセリングの採用と、物理的に環境音をシャットアウトするパッシブノイズアイソレーションの組み合わせで、広帯域にわたりノイズを低減。電車や車の走行音、街中の雑踏や人の話し声が気になる場所でも、静寂の中、音楽を楽しむことができます。
  • アドバンスド・ハイブリッドドライバー構成:バランスドアーマチュア(BA)ドライバーと、10mmダイナミックドライバー、特性の異なる2基のドライバーを組み合わせたアドバンスド・ハイブリッドドライバー構成を採用。バランスドアーマチュアドライバーが主に中・高音域を、ダイナミックドライバーが低音域を担当することで、ドライバーが1基のモデルと比べ、音の表現力・再現性に幅をもたせました。
  • スタイルに合わせて選べるケースデザイン:ホワイトとブラックにはしっとりとした手触りのエコレザーを使用。上品でラグジュアリーな質感が特徴です。ネイビーとカーキは、リサイクルナイロンのタフタをベースとした「eVent(イーベント)」を採用。裏地にはエコレザーを使用することで、カジュアルながらも高級感を感じられるデザインに仕上げました。
  • ハイレゾ対応:Bluetooth伝送方式には、SBC、AACに加え、既存技術(SBC)と比べ約3倍のデータ量送信が可能なLDACを採用。ワイヤレスでも、音場の広さ、情報量の多さ、細やかな表現など、ハイレゾ音源そしてJ1が持つ特性を最大限生かしながら、音楽をお楽しみいただくことができます。
  • 付属品:シリコンイヤピース:S / M / L*(*Mサイズイヤーピースは予め装着済み。*同梱物以外のイヤーピースをご使用の際には、チャージングケースに収まるか、ノズル径が大き過ぎないかなど、事前にご確認ください。)、Type-C充電ケーブル、ユーザーマニュアル、製品保証登録カード(正規販売店からの注文に限り、保証対象となり、それ以外の販売者様からのご購入の場合は、メーカー保証の対象外となりますのでご注意ください。なお、製品保証を受けるために、保証登録を行う必要があります。
AVIOT TE-J1
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ある日突然異世界へと召喚された普通のサラリーマン、向田 剛志(ムコーダ)。 異世界の住人となった彼の固有スキルは 『ネットスーパー』という一見しょぼいものだった…。 落胆するムコーダだったが、 実はこのスキルで取り寄せた現代の食品は異世界だととんでもない効果を発揮して……!? ©江口連・オーバーラップ/MAPPA/とんでもスキル

パッケージ(8.0)

AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1

パッケージは価格の標準を満たしています。

パッケージ内容

  • イヤホン本体
  • 専用充電ケース
  • イヤーピース
  • Type-Cケーブル
  • マニュアルや保証書類
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悪夢は終わらない。絶望は破滅を誘い、厄災は惨禍を招く。ジャガーノートとの闘いのさなか、奈落に消えたベルとリュー。行き着いた先は、全ての冒険者が恐れるダンジョンの深淵–『深層』。満身創痍、孤立無援、迫り来る厄災の脅威。迷宮決死行の渦中、五年前の後悔に苛まれる妖精はかつての仲間を追憶する。一方、ベル不在のパーティの前に現れたのは、双頭の巨竜アンフィス・バエナ。破壊の化身が吐き出す凶悪な炎流が全てを呑み込む。希望も光明も失われた迷宮で、冒険者達が辿る運命は幕切れか、それとも……これは少年と妖精が押し寄せる死に抗う、過酷に満ちた【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】– ©大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会

ビルドクオリティ(8.5)

AVIOT TE-J1
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ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。

デザインがかっこいいですね。

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装着感(8.5)

AVIOT TE-J1
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装着感は良好です。頭の大きさと耳のサイズによっては若干出っ張りが気になるかもしれません。

AVIOT TE-J1
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接続品質

LDACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。

人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも通信が途切れることはなく、一貫して音楽を聴くことができます。

バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。

インターフェース/操作方法

操作インターフェースはタッチパネル式です。

電源ON充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す
電源OFF充電ケースにイヤホンを収納する
ペアリング充電ケースの蓋を開け、ケースのペアリングボタンを長押し
曲再生多機能ボタンを1回タップ
再生停止多機能ボタンを1回タップ
曲送り右側の多機能ボタンを2回タップ
曲戻し右側の多機能ボタンを3回タップ
音量+左側の多機能ボタンを2回タップ
音量-左側の多機能ボタンを3回タップ
通話応答多機能ボタンを1回タップ
通話終了多機能ボタンを1回タップ
ANC切替右側の多機能ボタンを1.5秒長押し
ヒアスルー切替左側の多機能ボタンを1.5秒長押し

アクティブノイズキャンセリング性能

詳細は有料記事に譲りますが、AVIOT TE-J1のANC性能は価格帯では標準以上の水準です。かなり万遍なく上から下まで遮断します。

対応アプリ

AVIOT SOUND MEアプリに対応します。

アプリで可能なこと

  • アクティブノイズキャンセリングの調整
  • 音質のカスタマイズ
  • コントロールのカスタマイズ
  • ファームウェアアップデート
  • 位置情報確認
  • マニュアルの確認
  • 初期化
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自由を望んだ英雄王が、美少女転生して最強騎士無双!!!!異世界最強TS転生ファンタジー!女神の加護を受け『神騎士』となり、巨大な王国を打ち立てた英雄王・イングリス。やがて年老いて天に召される直前、「国と民に尽くした一生では、自分自身の武は極められなかった。次の人生では、自分のために生き、限界まで鍛え抜いてみたい」と強く望む。その願いは女神に聞き届けられ、遥か未来へと転生を果たした……しかし、生まれた先は騎士の名家の『娘』!?そして何故か、騎士失格の烙印を押されてしまうが…… –「むしろ好都合。出世をせずに最前線に居続けられる。実戦に勝る修行はない!」幼馴染みであるラフィニアの従騎士として修練を積むために王立騎士アカデミーへの入学を目指す。麗しき世界最強の見習い騎士♀の伝説が始まる–!©ハヤケン・ホビージャパン/『英雄王、武を極めるため転生す』製作委員会

音質

HATS測定環境

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • 小野測器 SR-2210 センサアンプ
  • 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
  • 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
  • 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition

カプラー測定環境

  • Type5050 マイクアンプ電源
  • Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
  • オーディオインターフェース:MOTU M2

アナライザソフト

  • TypeDSSF3-L
  • Room EQ Wizard

REW周波数特性

Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。

当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。

周波数特性(RAW)

AVIOT TE-J1 Frequency Response (RAW)
AVIOT TE-J1 Frequency Response (RAW)

周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス

測定値は有料記事をご覧ください。

UGREEN HiTune X6

オーディオステータス

AVIOT TE-J1のオーディオステータス
AVIOT TE-J1のオーディオステータス
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として導入しています。

音質解説

今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とLDACで接続してレビューします。

AVIOT TE-J1はV字型ないしU字型のサウンドシグネチャーを持っています。

レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。

  • 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
  • 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
  • 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
  • クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
  • イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]

これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。

AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
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低域(9.5)

  • 原音忠実度:S
  • 臨場感:A-
  • 深さ:A-
  • 重み:B+
  • 太さ:B+
  • 存在感:A-

低域

AVIOT TE-J1の低域はかなり深くまでかなり直線的に伸びています。

ドラムは重厚感があり、インパクトが感じられ、ランブルもそこそこ感じられます。

エレキベースも黒さは十分で沈み込みもなかなか良好です。

存在感の上では中域よりやや強めになっており、曲によって中域に少し濁る感じが出ます。

AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1

中域(8.0)

  • 原音忠実度:S-
  • 厚み:B+
  • 明るさ:B
  • 硬さ:B
  • 存在感:B

中域

AVIOT TE-J1の中域はステージングを強調する、やや後傾的な奥行き重視のバランスになっています。

いわゆるドンシャリタイプで中域が暗く聞こえるバランスで、中心部の明るさが足りず、見通し感はよくありません。しかも質感はあまり正確でなく、ドライに聞こえがちになります。

中域自体は暗めで落ち着きのある上品な雰囲気になっているものの、高域の輝度がかなり高すぎるせいで、シンバルなどはそのシックな雰囲気に不釣り合いなほどアグレッシブに聞こえるところがあり、ボーカルはやや歯擦音が尖りやすく、子音が少し尖りがちです。少しふくよかさに欠け、軸が弱く、ハスキーに聞こえます。

やや窮屈で聞き苦しいところがあり、基本的にオーディオマニア向きとは言い難い調整です。

 

AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1

高域(9.5)

  • 原音忠実度:C-
  • 艶やかさ:B
  • 鋭さ:B
  • 脆さ:B
  • 荒さ:C-
  • 繊細さ:C-
  • 存在感:B-

高域

高域は拡張性に優れており、ディテールも十分です。また、定位感はかなり良好です。

比較的音像一貫性に優れた滑らかな調整になっていて、倍音は大部分かなり自然です。しかし、高域は高いところが輝きが強めに、目立って荒っぽく聞こえる傾向があり、シンバルクラッシュなどを聴くとややアグレッシブで派手に聞こえます。繊細さも少し物足りません。

AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1

定位/質感

  • 質感の正確性:A
  • 定位の正確性:A-
  • オーケストラのテクスチャ:B+
  • 雅楽のテクスチャ:B+

定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。

オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。

この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。

質感の正確性に欠け、中域が暗すぎる点が難点ですが、重厚感・スケール感・定位感、そして音像一貫性の点で優れており、解像度も高いため、わりと聴きごたえを感じるところがあります。ただ、高域でうるさすぎる感じは個人的にはあんまり好みじゃありません。中域も窮屈です。

雅楽はのびやかさは悪くないものの、篳篥や和音がドライにボソボソした感じで聞こえるのはあんまり好きじゃないですね。

AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1

音場/クリア感/イメージング

  • 音場:B+
  • クリア感:B+
  • イメージング:A-
    • 高域:A+
    • 中域:A-
    • 低域:B

音場

深さは十分で、中域で奥行きが強調され、高域の拡張性は標準以上です。

クリア感は価格の標準以上です。

イメージング性能は抜群に近いです。

AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1

 

音質総評

  • 原音忠実度:A
  • おすすめ度:A
  • 個人的な好み:B+

音質総評

AVIOT TE-J1はわりとうまく出来たV字型ないしU字型のサウンドで、解像度も高く、やや立体感を強調した形で楽しく音楽が楽しめるイヤホンです。

ただ高域の上のほうが荒っぽく聞こえたり、中域が窮屈に聞こえすぎる感じがあるので、個人的には同じようなサウンドバランスなら、audio-technica ATH-TWX9の音のほうが好みです。ATH-TWX9のほうがより滑らかで上品な音に聞こえるので。

とはいえ、個人的嗜好を離れて、客観的にレビュアーとして総合的に判断すると、おそらくATH-TWX9よりTE-J1のほうがおそらく多くの人にとって、おすすめできる選択肢と結論付けるのが適当だと思われます。もちろん私はATH-TWX9のほうが好きですけどね。

AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1

音質的な特徴

美点

  • 楽しいV字サウンド
  • 輝度が高く派手な高域
  • 優れた解像度
  • 奥行き感のあるサウンド
  • 優れたディテール
  • 優れた高域拡張性
  • 重厚で深みのある低域

欠点

  • やや派手すぎて荒っぽく聞こえる高域
  • ドライでみずみずしさに欠ける窮屈な中域
【完全ワイヤレスイヤホン AVIOT TE-J1 レビュー】高解像で派手な高域と重厚な低域を併せ持つ楽しいV字ドンシャリサウンド

楽しいV字サウンド
輝度が高く派手な高域
優れたディテールと解像度

この記事ではオーディオレビュー記事を毎日書いており、膨大な数の中華イヤホンを普段からコレクションし、そのほとんどを測定し尽くして特性を知り尽くしている当ブログの管理人が、普段使いしているコストパフォーマンス最強の中華イヤホンを紹介します。
AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
AVIOT TE-J1
POP UP PARADE ゆるキャン△ 志摩リン
POP UP PARADE ゆるキャン△ 志摩リン

レコーディングシグネチャー

レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはFiiO M15でレコーディングにAntelope Audio Amariを用いています。コーデックはSBCで、イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。

¥369,600(税込)

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
  • Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
  • オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
  • レコーディングソフト:Audacity

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

楽曲情報
  • 楽曲名:浮遊大陸アルジェス -Introduction-
  • アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation

Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. AVIOT TE-J1
  3. AVIOT TE-J1(ANC ON)
  4. audio-technica ATH-TWX9

Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-

楽曲情報
  • 楽曲名:Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 Evolution オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
amazon
  1. 原曲(-23LUFS)
  2. AVIOT TE-J1
  3. AVIOT TE-J1(ANC ON)
  4. audio-technica ATH-TWX9

Formidable Enemy

楽曲情報
  • 楽曲名:Formidable Enemy
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Formidable Enemy
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. AVIOT TE-J1
  3. AVIOT TE-J1(ANC ON)
  4. audio-technica ATH-TWX9

総評

AVIOIT TE-J1は、その高い解像度を考えると、ハイブリッドドライバーを適切に実装した優れた完全ワイヤレスイヤホンと言えます。定位感も良好で、ダイナミックで楽しいサウンドが味わえるのも魅力的なポイントでしょう。ただ、個人的には同じ価格くらいならaudio-technica ATH-TWX9の音のほうがはるかに好きですね。TE-J1の高域は少し荒っぽいですし、中域もドライすぎるうえに少し窮屈に聞こえるので、私の好みからはだいぶ外れます。

【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]
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この記事では、世界中のオーディオ情報を収集している当ブログが、今最も評価が高く、最先端で流行している中華イヤホンの中から、1万円以下で買えるお財布に優しい機種を紹介します。

ここに紹介する機種は「実力派オーディオマニアがこぞって称賛したもの」と「一般的なオーディオファンから高い人気を得たもの」ばかりで、定まった評価をすでに確立している最新機種ばかりです。

AVIOT TE-J1

8.8

パッケージ

8.0/10

ビルドクオリティ

8.5/10

装着感

8.5/10

高域

9.5/10

中域

8.0/10

低域

9.5/10

歪みの少なさ

8.0/10

通信品質

9.5/10

アクティブノイズキャンセリング

8.0/10

コストパフォーマンスボーナス

10.5/10

長所

  • 楽しいV字サウンド
  • 輝度が高く派手な高域
  • 優れた解像度
  • 奥行き感のあるサウンド
  • 優れたディテール
  • 優れた高域拡張性
  • 重厚で深みのある低域
  • マルチポイント対応

短所

  • やや派手すぎて荒っぽく聞こえる高域
  • ドライでみずみずしさに欠ける窮屈な中域

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