【比較録音レビュー】おすすめの中華イヤホン3機種を録音つきで解説![QOA Pink Lady/Shozy Form 1.4/DUNU Studio SA3]

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レビュー趣旨

このシリーズでは、Antelope Audio Amariと様々なヘッドホンやイヤホンをつなぎ、日本ファルコムのサウンドをレコーディング用のHATSから録音して実際に聴き比べてもらいながら、各音響機器の特徴を解説します。

今回は個人的に愛用している中華イヤホン3機種を紹介したいと思います。

最初にそれぞれの機種を簡単に紹介します。

今回聴き比べる中華イヤホン3機種

QoA Pink Lady

QoA Pink Lady
QoA Pink Lady

QoA(Queen of Audio)は中華イヤホンの人気ブランドの一つ「Kinera」の創業者の女性親族が立ち上げたブランドです。

QoA Pink Ladyはこのブランドの最初のイヤホンとして発売されましたが、ブランド初のイヤホンとしては十分すぎるほどのインパクトを持っていました。

ナチュラルでバランスの良いサウンドをもたらしている絶妙のチューニングによって、ほとんどの音楽で窮屈さがなく、かつ充実した安定感のある自然なサウンドを実現しています。

確かな静寂感と分離感がありながらも、マイクロディテールで繊細さも感じられるサウンドはレベルが高く、さらに、ビルドクオリティも十分で、全く不足がありません。

管理人
管理人

音質の良さもさることながら、透明感のあるデザインのシェルが格別に美しいイヤホンです。ホールを意識したような奥行きと幅のある音場を持っており、静寂感にも優れているので、中域が印象的に聞こえます。

Shozy Form 1.4

Shozy Form 1.4
Shozy Form 1.4

Shozy From 1.4海外でも人気が高いイヤホンで、2万円ちょうどくらいでバランスの良い中域の音像がしっかりしたイヤホンを探しているなら、とても好ましく思えるでしょう。

透明感がありながら、エッジの立った活き活きしたサウンドを聞かせてくれます。

デザインやビルドクオリティの点でも秀逸なイヤホンで、高級感のあるウッドフェイスプレートや取り回しの良いケーブル、多数のイヤーピースを付属するなど、価格以上の満足感を与えてくれます。

管理人
管理人

Shozyは中華イヤホン好きには有名なメーカーで、一部で高い人気があります。このForm 1.4はバランス感覚の良いサウンドと高級感のあるデザインで注目され、大変好評を博しました。

DUNU Studio SA3

DUNU Studio SA3
DUNU Studio SA3

DUNUは昨年新しいシリーズ「Studio」ラインナップをリリースしました。

そのエントリーSA3はビルドクオリティも音質も非常に良質で、とてもよくできている印象を受けます。

白いハンドペイントがあしらわれた、目も醒めるようなラピスラズリに似た青いイヤーシェルはとても目を引きます。

音質はニュートラルに近く、とくに中域が大切にされており、しっかりした太さのある音が適度に引き締まって丁寧に聞こえ、ボーカルホンとしても魅力的な選択肢です。

管理人
管理人

DUNU Studio SA3はDUNUの新たなシリーズの門出を飾るにふさわしい意欲的なイヤホンです。フラット感を意識しつつ、中域から高域でディテールが強調され、奥行き感も強調される、独特の音場感を実現しています。多少癖が強い印象を受けますが、女声ボーカルが非常に印象的に聞こえるイヤホンです。そして一部の人にはかなり実用性が高いモニターイヤホンでもあります。下で詳しく解説します。

聴き比べてみましょう!

というわけで、早速それぞれの中華イヤホンを聴き比べてみましょう。録音音源を用意しました。

録音音源で使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

録音機材
  • SAMREC HATS Type2500RSシステム:HEAD & TORSO、Type4172マイクX2搭載
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
  • レコーディングソフト:Audacity(ラウドネスノーマライゼーション:-23LUFS)

楽曲情報
  • 楽曲名:最後の闘い -魔王ヴェスパー-
  • アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
  • Copyright © Nihon Falcom Corporation
  1. QoA Pink Lady
  2. Shozy Form 1.4
  3. DUNU Studio SA3

3機種を聴き比べてみますと、まず音場感の点で、DUNU Studio SA3とその他の2機種が若干異なっているのにすぐお気づきになるかと思います。

DUNU Studio SA3は音の鳴っている上下の縦軸が狭く、むしろパノラマにスピーカーが並んでそれぞれの楽器を鳴らしているような音場になっています。スタジオモニタースピーカーが並んでいる雰囲気に聞こえ、この機種に「Studio」の名が冠されている理由がよくわかります。

人によっては不自然に感じやすい音ですが、音が一定のラインに並んで定位が強調されて、空間性が高く聞こえるので、DTM的に各音をチェックするのには向きます。聞き慣れてくると、ボーカルを中心に聴いていれば自然とその音楽の音のすべてが入ってくるので楽曲構造が把握しやすいサウンドです。モニターサウンドの一つの理想形をよく追求していると言えるでしょう。

上下軸での音場の広がりには欠けますが、逆に音が地平線ラインに並んで把握できるので、情報量が拡散することなく、まとまっており、左右の定位の把握が効率的に行え、聴き疲れもしにくいです。情報量が多い録音曲でもすべての音が一定の範囲にまとまってくれるので、音楽が把握しやすい印象を受けるでしょう。

そして、SA3の音響構造においては、どんな曲でもボーカルが最も前面に出てきて印象的に聞こえます。したがって、ボーカル好きを満足させるだけでなく、ボーカル中心に楽曲を録音する配信者にとって魅力的なモニターイヤホンになりうるでしょう。

潜在能力の高さにもかかわらず、あまり高く評価されているところのないように思えるStudio SA3ですが、人によってはかなり実用性が高いイヤホンです。隠れた名機ですが、独特の音場感ゆえに残念ながら、その真価を評価されることは少ないかもしれません。

さて、偉大なSA3について熱っぽく語ってしまいましたが、次にShozy Form 1.4とQoA Pink Ladyに注目しましょう。両者の音場感は非常に似ていますが、中域の提示の仕方で少し差を感じると思います。

QoA Pink LadyはForm 1.4に比べると中高域で少し鮮やか、華やかな雰囲気があり、金管音やバグパイプを聞き比べるとその差が良くわかると思います。Pink Ladyの音はForm 1.4より優美ですが、一方で中域のエッジ感というか、細かな粒立ちのディテールは実際はForm 1.4のほうが強調されていて、印象的には地味ですが、丁寧に聞こえる気がすると思います。

実際のところ、Pink Ladyは華やかなサウンドで印象的なクリア感は高いように思うかもしれませんが、よく聞いてみるとShozy Form 1.4のほうが中域では付帯音が少なく、より音像のしっかりした音を出しています。Pink Ladyは悪い言い方をすれば、中高域の華やかさで中域が少し曇っている感じをごまかしている雰囲気があり、意識を派手なほうに向けさせてうまく欠点を隠しているとも言えるでしょう。

そのため、聞き慣れてくると、QoA Pink LadyよりShozy Form 1.4のほうが中域で背景と音像の分離の提示が優れていて、解像感がしっかりしていると感じるようになるかもしれません。ただし、誤解がないように付け加えますと、付帯音が多いので劣っていると言ってるわけではありません。むしろQoA Pink Ladyの中域は付帯音が少し多くなっていることで音がふわっとにじむような、真空管サウンドのような豊かな雰囲気を作り出しているところもあるので、それが好ましいという人もいるでしょう。

一般的にはより華やかな音は女声ボーカルや電子音の多い現代的な曲と相性が良く、Shozy form 1.4のようなサウンドはより落ち着いたムードJAZZのような曲や男声ボーカル曲と相性が良いと思われます。好みで選んでも面白いですね。

まとめ

1万円台から2万円台にかけては中華イヤホンでもとくに魅力的な製品の多い価格帯です。今回はどちらかというと、話題性が高くない機種を中心に取り上げてみましたが、それぞれ個性的で魅力のあるところが伝われば、幸いです。どうぞ、楽しいオーディオライフをお過ごしください!

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