【レビュー】Astrotec Delphinus5:元気で快活な押し出しの強い中高域が魅力。明るいロックやポップスを楽しく聴きたいならこれ

【レビュー】Astrotec Delphinus5:元気で快活な押し出しの強い中高域が魅力。明るいロックやポップスを楽しく聴きたいならこれ

ボーカルフォーカスが非常に優秀なイヤホンなので、ポップスやアニソンを充分満足させて聴かせてくれる。押し出しは強く、音場は上向きで、少し明るさを強く出すところがあるので、そのあたりの押しの強いキャラクターが好みを分けそうで、落ち着いて音楽を楽しみたい人には向かないが、元気いっぱい快活な感じが好きなら、文句なくオススメできる。

低域がやや薄くなりがちなのと高域で案外突き抜けないあたりも気になるが、イヤーピースでも十分改善可能だし、イコライザーでいじれば比較的簡単に調整できそう。元々わかりやすい調整がされていて素性も良いので、イコライジングもしやすく、自分好みの音に合わせやすいだろう。

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【レビュー】final B3:B1に比べて明るくつややかで音は近い。たしかにアニソン向きの音だ

【レビュー】final B3:B1に比べて明るくつややかで音は近い。たしかにアニソン向きの音だ

個人的な好みでいうと、ちょっっとキャラクターが明るすぎる上に音も近めで剥き出しに聴かせてくるところがあるので、若干くどいかなとは思う。ただそうしたくどさを不快感に繋げることがないよう適度にマイルドな調整も加えられており、はっきりしたシンバルやギター、何より明るい女声ボーカルを楽しみたい人には悪くない選択肢。

低域はイヤーピース次第で量感不足を感じるかも知れず、どちらにせよ低域ジャンキー向きではない。また全体的に暖かい聞き心地があるが、低域の暖かみは強くない。

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【レビュー】Acoustune HS1650CU:透明感のあるつややかみずみずしいサウンドが魅力。JAZZ好きに捧ぐ。

【レビュー】Acoustune HS1650CU:透明感のあるつややかみずみずしいサウンドが魅力。JAZZ好きに捧ぐ。

この機種はTwitterでアユートの営業さんのツイートを目にし、興味を持った機種。ちょうど同じ頃にCayin YB04を聴いており、そちらもJAZZが楽しく、しかもこのイヤホンと価格帯がもろかぶりする。そして海外のレビューを渉猟してみると評判も悪くない感じで、聴きたくなったというわけ。

あくまで個人的な好みで言えば、Cayin YB04のほうにより豊かでダイナミックな音響を感じるので、最終的にどちらが好みかと言えばYB04となるが、こちらもこちらでその透明感のある音は素晴らしく、Acoustune恐るべしと思わせるに十分な魅力がある。少なくとも解像度という面において、見通しが良く、高域の手がかりも多いこちらのほうが感触的には解像度を分かりやすく感じさせてくれるので、解像度重視ならおすすめ。

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【レビュー】Cayin YB04:Cayinらしい自然な音の繋がりと意識したイヤホン。さらに女声ボーカルの表現力は価格帯随一に近い

【レビュー】Cayin YB04:Cayinらしい自然な音の繋がりと意識したイヤホン。さらに女声ボーカルの表現力は価格帯随一に近い

Cayinらしいナチュラルタッチの音を追求した音作りで、ブランド初にも関わらず、すでに高い完成度を感じさせるイヤホン。とくにみずみずしい自然な輝きを思う存分味わわせてくれる中高域は絶品で、価格帯では女声ボーカル最強候補の最右翼だろう。多ドラとは思えない自然なつながりを持つ空間表現はアナログでもデジタルでも音の風味を丁寧に再現してくれる。どんな音源相手にも人工的な質感を感じさせない聞き心地の良さが最高の魅力だ。このイヤホンについて長く語る必要はないだろう。聴けば魅力は充分に伝わるほど圧倒的なはずだ。

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【レビュー】64Audio Fourté Noir:音を塗り重ねていく多層のレイヤーが音楽に単なる奥行きとは違う、深みのある充実感をもたらす。tia Fourtéよりも深く雄渾な音を持つ限定版。まさに最高峰

【レビュー】64Audio Fourté Noir:音を塗り重ねていく多層のレイヤーが音楽に単なる奥行きとは違う、深みのある充実感をもたらす。tia Fourtéよりも深く雄渾な音を持つ限定版。まさに最高峰

これまで比較的音を林立させるような表現のイヤホンは多く聴いてきましたけど、ここまでレイヤー感を出してくるイヤホンは初めてです。まあ驚くべきは色味において、とことんまで透明でニュートラルさを求めるストイックさと、聞き心地の安定感ね。少なくとも聞き心地に関して不快要素はほぼ皆無です。

表現に関しては意外と好き嫌いはありそう。理由は説明したので繰り返さないけど、組み合わせるDAPによって濃淡が露骨に出やすいところがあるし、一般的なディテールを強調する発想とは真逆の表現で攻めてるから、エッジとか分離感で語るような解像度って捉え方でいくと、むしろ平凡な語り口でこの機種を語ることになりかねない。正直音の質の次元でいえば、そこで勝負している機種ではなくて、むしろ広がりと充実感、奥行き感っていう音空間表現のありかたそのものに挑戦している機種。

率直に言って、これは一瞬で欲しくなりました。明らかに価格ヤバいんで次の瞬間には我慢できましたけど、40万円気軽に出せるなら、これはいまのところ一番のおすすめです。

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【レビュー】MEZE AUDIO RAI PENTA レビュー:厚みと見通し感。透明感と充実感。相反する個性の融合

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記事内でも書いたが、標準イヤーピースでは当初は低域の厚みが感じられず、高域の明瞭感の高さだけが味わえる感じで、カリカリした硬い感じのクールイヤホンに思えた。しかし、イヤーピースを試聴テストのレファレンスであるスパイラルドット++に変えた途端に、低域の豊かな広がりが感じられるようになって、評価を変えざるをえなくなった。

重厚感がしっかりありながら、全体的に明るく見通し感を重視した現代的なサウンドキャラクターを持っており、音は輝きもある。一方で高域でシャープネスを強調しすぎて音を細く感じさせてしまったり、耳に痛い表現になることも丁寧に避けられており、聞き心地の安定感や充実感がよく考慮されている。こうした質の高いサウンドキャラクターとビルドクオリティの完成度の高さに、適度な価格設定が組み合わさって、このイヤホンを魅力的なものにしている。

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【レビュー】SENNHEISER IE500 Pro:深く広がりを持つ重低音とディテールの緻密な中高域。ゼンハイザー渾身の正統派モニター

【レビュー】SENNHEISER IE500 Pro:深く広がりを持つ重低音とディテールの緻密な中高域。ゼンハイザー渾身の正統派モニター

SENNHEISERっぽいかっていうと意外と微妙っていう機種。本当にモニター的な音で正統派だから、とくにSHUREあたりの音が好きな人は装着感もクリソツなせいか引き寄せられやすいかも。とはいえ、差別化されているかっていうと「そうでもないかな」っていうところもあって、むしろSENNHEISERらしい豊かな中域表現がすっぽりなくなっている感じがSENNHEISERファンからすると微妙って印象になるかも。音に厚みはないよね。

結局SHUREやらWestoneやらに似せてくるのはいいんだけど、SHURE好きはSHURE買うだろうし、WeatoneファンもWestone買うんじゃないかな。まあWestoneはあまり欲しくないBluetoothケーブル付けて無駄に高く売ってるから、Westoneサイドから流れてくる人はいるかも知れない。

重低音にしっかりした広がりを感じられるあたりはSENNHEISERらしくていいけど、SENNHEISERサウンドを「豊かな音」って捉えている人は、「これはなんぞ?」ってなるかも。

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【レビュー】ULTRASONE SAPHIRE:パワフルで太い音が広い音場に林立する万能系イヤホン

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輪郭もしっかりした太い音が、奥行きと広さを持って配置されて聞こえるため、かなり没入感は高い。音の色味にかなりの濃さがあるにも関わらず、見通し感も良く、低域でもクリアに重低音まで聞こえる感じがあって、音楽の隅々までまるっと聴かせてくれる感覚もあり、非常に質が高い。空間を丁寧に構築しつつ、個々の音に対しては、根立ちをはっきりと、音の立ち上がりなどを意識して高さや太さ、輪郭に配慮しているあたり、質実剛健なドイツ気質も感じられて好ましい。

音に自然な太さと広がりがあるので、濃くはっきり充実しているのに圧迫感がなく、聞き疲れもしにくい。これはなるほどレベルが高いと納得させられる。

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【レビュー】audio-technica ATH-CK2000ti:根立ちのよい太い幹のある音を鳴らすイヤホン

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中域の濃い太い音に魅力が感じられる。濃厚で充実感のある太い音がしっかりと音楽を奏で、輪郭も良い。その中域を支える低域も、ゆったりとした広さを持っており、豊か。とにかく音の厚く、くっきりした根立ちのよいところが味わい深い。JAZZやロック、ポップスをぶっとい感じで聴きたい人にはかなり有力候補だろう。男声ボーカルも女声ボーカルも濃厚。

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【レビュー】ROSE BR5 mk2:女声ボーカルを丁寧に聴かせるコスパ最強クラスの5BAイヤホン

【レビュー】ROSE BR5 mk2:女声ボーカルを丁寧に聴かせるコスパ最強クラスの5BAイヤホン

音質的に人気が高く、3万円以下では有力候補といわれている機種。とくに女声ボーカルが素晴らしいと評価されているが、実際高域は空気感を出し過ぎず、女声ボーカルが自然と高く目立つバランスになっていて、甘味も充分に感じられる。中域の清潔で見通しの良い感じも好感が持て、しかもほどよくウォームでマイルドなので聞き心地にキツいところもない。

ビルドクオリティがやや安定していないところだけは非常に気になるが、コスパはかなり高いと言える。

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