【中華イヤホン iBasso IT07 レビュー】クリアで明瞭な低域を実現するテスラドライバー。3種のチューニングノズルによる多彩なサウンド。奥深いiBassoのフラッグシップIEM

【中華イヤホン iBasso IT07 レビュー】クリアで明瞭な低域を実現するテスラドライバー。3種のチューニングノズルによる多彩なサウンド。奥深いiBassoのフラッグシップIEM 50000円~100000円
iBasso IT07

免責事項

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iBasso IT07の概要

こんな人におすすめ

  • クリアで明瞭な低域に味わいたい
  • サウンドチューニングできるイヤホンが好き
  • 豪華なパッケージで所有欲を満たしたい

基本スペック

  • 周波数特性:7Hz~40kHz
  • インピーダンス:32Ω
  • 感度:107dB/mW
  • ケーブルコネクタ:mmcx
  • 価格帯:50000円~100000円
audio-sound スコア
iBasso IT07
iBasso IT07
9
  • パッケージ:9.0/10.0
  • ビルドクオリティ:8.5/10.0
  • 装着感:9.0/10.0
  • 高域:8.0/10.0
  • 中域:9.5/10.0
  • 低域:10.0/10.0
  • 歪みの少なさ:9.0/10.0

長所と短所

長所

  • 明瞭で階層性に優れた低域
  • 自然な質感
  • 物腰の柔らかい音
  • 太く厚みのあるサウンド
  • 鮮明感が高い
  • チューニングフィルター
  • 豊富なアクセサリー
  • 優れたパッケージ
  • 良好なビルドクオリティ―

短所

  • 低域がクリアすぎる
  • 分離感が悪い
  • ハリやキレに欠ける

iBasso IT07の特徴

iBasso IT07は、強力な7ドライバーハイブリッドセットアップを両側に搭載した最新のインイヤーモニターのフラッグシップモデルです。

IT07は、4way周波数分割設計のテスラムービングコイル・ダイナミックドライバーユニットと6基のKnowles製バランスドアーマチュアドライバーユニットで構成されるプレミアムドライバーセットアップを備えています。

自然で生き生きとしたサウンド出力を提供するための正確なチューニングを備えた美しいイヤホンを作成するために、IT07のプロジェクトに専門家が2年以上取り組んできました。IEMを見ると、星空のデザインがあしらわれた樹脂シェルで構築されており、シンプルでありながら見事に造形されています。

このIEMには、完全バランス接続される2.5mmエンドポートを備えたプレミアム純銀ケーブルが付属しています。

  • 強力な7ドライバーハイブリッドセットアップ(6BA + 1DD)
  • リファレンスレベルの高解像度で明瞭なサウンド
  • プレミアムレジンイヤーシェル
  • 特許取得済みの音響構造
  • 完全バランス出力に対応する2.5mmエンドプラグ
  • インピーダンス:16Ω
  • 周波数範囲:5Hz〜40kHz
  • 感度:108dB / mW
  • THD + N:<1%
  • ノイズアイソレーション:-30dB
  • 2.5mm-3.5mm変換コネクタ

テスラムービングコイルDDユニット

iBasso IT07は、テスラムービングコイルダイナミックドライバーユニットを備えています。磁束が大きいため、コイルの振動運動がよりスムーズで良好になり、パワフルなローエンドと機敏なベーススラムが得られます。それは非常に敏感で、5Hzという低い感度に反応し、音楽を補完するために深く拡張されたローエンドを保証します。

iBasso IT07
iBasso IT07

Knowles製バランスドアーマチュアドライバー

iBasso IT07
iBasso IT07

テスラDDドライバーに加えて、iBasso IT07はKnowle製の6基のバランスドアーマチュアドライバーも備えています。これらのドライバーは、中高域、高域、超高域をカバーし、鮮明で明瞭かつ高解像度の出力を備えています。 Knowles 30017は十分に拡張された超高周波数を生成し、Knowles 31785は自然で詳細な中高域と高周波数を生成し、Knowles30989は美しい中域周波数を確実に実現します。

リファレンスグレード出力を実現するプロフェッショナルチューニング

iBassoには、オーディオ業界で長年の経験を持つ専門家チームがいます。彼らは最新のIT07を最大限に研究および調整して、鮮明で明瞭かつ高解像度の出力を備えたリファレンスグレードの音響性能を提供しました。このIEMは、さまざまなジャンルの音楽で非常に優れたパフォーマンスを発揮するため、次のコレクション対象に最適です。

iBasso IT07
iBasso IT07

特許取得済みの音響構造

iBasso IT07
iBasso IT07

IT07の美しいイヤーシェルの内部には、iBassoの特許取得済みの音響チューブ構造を備えています。複数のドライバーユニットによって生じる音の歪みを効果的に低減し、重層感のある超鮮明な音を出すように設計されています。

プレミアムイヤーシェル

iBasso製品はいつも適切に設計されており、IT07も例外ではありません。美しいイヤシェルは、人間工学に基づいたデザインが施され、その表面は芸術的で星空のように見えます。このIEMは耳に快適にフィットし、長時間音楽を聴いていても不快感を感じない、しっかりと快適な装着感を実現しています。

パッケージ開梱動画(Bloom Audio)

iBasso IT07 Unboxing and Impressions

パッケージ(9.0)

iBasso IT07
iBasso IT07

iBasso IT07のパッケージはかなり豪華です。

パッケージ内容

付属品に不足はありません。パッケージには以下のものが含まれています。 

  • イヤホン本体
  • イヤーピース5種類(S/M/L)
  • 交換用フィルター(銀/金/黒)
  • キャリイングケース
  • マニュアル

iBasso IT07
iBasso IT07
iBasso IT07
iBasso IT07
iBasso IT07
iBasso IT07

ビルドクオリティ(8.5)

iBasso IT07
iBasso IT07

iBasso IT07のビルドクオリティは価格の標準を充分満たしています。

ノズルフィルターのネジの噛み合わせもよく、使用中にゆるむこともありませんでした。

iBasso IT07
iBasso IT07
iBasso IT07
iBasso IT07

装着感(9.0)

iBasso IT07
iBasso IT07

iBasso IT07の装着感は良好です。

iBasso IT07
iBasso IT07
iBasso IT07
iBasso IT07
iBasso IT07
iBasso IT07

音質

周波数特性

測定値は有料記事をご覧ください。

オーディオステータス

Shuoer Singer
iBasso IT07のオーディオステータス
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として試験的に導入しています。

周波数特性測定値から音質要素のステータスを抽出しました。特に注目すべき要素だけ簡単に説明します。

  • Sibilance/Pierceは刺さり具合に影響するので高域に敏感な人は数値が低いものを選んだほうが良いでしょう。
  • Fullness/Mudは中域を豊かに感じさせる要素ですが、中域が濁るのが苦手な人は数値が低い方が良いでしょう。
  • Boom/Punchは低域の存在感、量感に大きく影響するので、低域のうるさい感じが苦手な人は数値が低い方が良いでしょう。

THD特性

測定値は有料記事をご覧ください。

制動

iBasso IT07は高域で出力インピーダンスの影響を受けるようです。なるべくなら駆動にはデジタルオーディオプレーヤー(DAP)を使用した方が良いでしょう。

ただスマホで鳴らしても個人的にはそれほど問題を感じません。手持ちのスマートフォンGalaxy A30で試しましたが、ほとんど不足を感じません。

測定値は有料記事をご覧ください。

ラウドネスステータス

測定値は有料記事をご覧ください。

音質解説

iBasso IT07の最大の特徴はテスラドライバーによって実現される非常に質の良い低域です。明瞭感が高く、クリアで階層性に優れた深淵に続く階梯によって、iBasso IT07のサウンドは素晴らしい深みのある沈み込みを実現しています。一方で、高域はディテール感に優れていますが、拡張性に乏しく、空気感は不足しています。またマイクロディテールは時々物足りなく、見た目の鮮明感のわりに音楽の分離感に関わるエッジ感や歯切れ感では必ずしも優れていません。そのため、分析的に聴くには物足りず、モニター的というよりはリスニング的なイヤホンとして位置づけることができるでしょう。

今回は標準の銀フィルターでレビューします。

評価基準について

レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。

  • 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
  • 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
  • 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
  • クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]

これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。

iBasso IT07
iBasso IT07

フィルターの違いについて

  • 銀フィルター:標準です。
  • 金フィルター:質感が不自然になりますが、定位が良くなります。
  • 黒フィルター:高域が減ります。

詳しい測定値や特徴を知りたければ、有料記事で解説しています。

低域(10.0)

  • 原音忠実度:S
  • 臨場感:A-
  • 深さ:A-
  • 重み:A-
  • 太さ:B+
  • 存在感:A-

低域

iBasso IT07の最大の魅力が低域にあることは間違いありません。

モニター的な低域でクリアに聞こえます。量的な存在感は比較的強いでしょう。

しかし、実際のところ、この低域はそれほど低域ジャンキーを満足させることはないだろうと思われます。それは明らかに広がりに欠け、妙にすっきりとした薄い表現です。

これは測定値を確認していた私にとって少々意外なことでしたが、その答えはすぐに見つかりました。iBasso IT07の低域はハーモニクスが決定的に不足しています。

私がこれまで聴いてきた多くのイヤホン・ヘッドホンでは低域に相対的に高いハーモニクスを持っていることが普通でしたが、IT07の低域のハーモニクスは全体の中で非常に低いことが測定で確認できました。これはかなり例外的なことです。

この事実はクリアで純度の高い低域を実現していることを意味するために、第一義的には優れた低域ということができます。

しかし、iBassoは少しやりすぎているようです。低域がクリアすぎるために、中域よりフォーカスされやすい傾向があるというのが欠点の第一。低域に広がり感が足りないために、量のわりに音が薄っぺらく聞こえるというのが欠点の第二です。低域に使われているテスラドライバーは明らかに質が非常に良いもので優れて低歪であることがわかりますが、それは組み合わされているバランスドアーマチュアドライバーに比べて高品質すぎたようです。

ここで私が議論していることについて、大いに疑問があることはわかります。私が主張していることは0.5%未満のTHDの影響が大きいということであり、それはオーディオの一般常識に反するからです。通例1%未満の歪みはほとんど判別できないし、それゆえにほとんど意味がないとされているからです。

私がTHDを重視し始めたのは、ある人からの助言のためですが、実際THDに注目し始めてから、それが少なからぬ意味を持っていることに徐々に気づきました。そして、THDの意義について私は数人と意見交換をしており、それは今も続いています。答えはまだ出ていないのでここで深入りはしないでおきましょう。

私が何を言ってるかわからないという人もいるかもしれません。わかりやすくするために一言で表現しましょう。iBasso IT07の低域は「デジタルすぎて自然な風味がなく、全体の中でも浮き上がりすぎていて、つまらない音」です。それは非常に高品質で、素晴らしいですが、私には自然に聞こえません。

ただ留保するべきところがあるのは、私がイヤホンやヘッドホンの音に慣れすぎているために、IT07の低域が聞こえすぎて不自然と述べている可能性があることです。

そのため、個人的にはこの聞こえ方は不自然かもしれないと思いつつ、レビュアーとしてはIT07の低域をかなり高く評価することになります。実際それはよく聞こえるのですから、評価せざるを得ませんよね。

とにかく、IT07が非常にクリアで濁りのない低域を持っていることは事実で、そこにiBassoの確かな技術的達成がもたらされていることは間違いありません。透明度が高く、詳細に聞こえる低域を求めている場合、IT07は有力な選択肢になるでしょう。少なくとも世に存在するほぼすべてのイヤホン・ヘッドホンはIT07ほどクリアな低域を持っていません。

中域(9.5)

  • 原音忠実度:S-
  • 厚み:B+
  • 明るさ:B
  • 硬さ:B
  • 存在感:B

中域

iBasso IT07の中域は心臓部がわずかに凹んでいるようですが、ほとんどフラットでバランスが良いです。

iBasso IT07の中域の弱点はどちらかといえば中高域に由来しています。輪郭感とキレの良さに欠けるために、音が鈍く聞こえやすく、分離感で少し劣るように聞こえます。

音像が妙にぼやけて聞こえやすいところがあり、引き締まり感に欠ける感じがあるので、少し音が厚ぼったく思えます。

子音は角が取れて滑らかで、母音が優位に聞こえ、物腰が柔らかい感じがあるので、ボーカルは聴き心地が良いです。歯擦音はときどき強くなりますが、耳に痛いことはほとんどないでしょう。甘く温和な声色が好きなら悪くないでしょう。

高域(8.0)

  • 原音忠実度:D
  • 艶やかさ:B
  • 鋭さ:B
  • 脆さ:B-
  • 荒さ:D
  • 繊細さ:D+
  • 存在感:B-

高域

高域はややロールオフが早く、マイクロディテールに不足を感じます。

鮮明感に欠けるわけではないですが、分離感や空気感は足りない印象を受けます。天井の高さは十分ですが、アグレッシブさが足りないところがあります。

落ち着いた雰囲気があるので、静けさを表現するのはわりと得意に思えます。緻密さには欠けるので、モニターとして使うにはいまいちですね。鮮明感は高いですが、分析力のあるイヤホンというタイプではないです。

定位/質感

  • 質感の正確性:S-
  • 定位の正確性:B+
  • オーケストラのテクスチャ:B
  • 雅楽のテクスチャ:S-

定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。

オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。

この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。

クラシックはバイオリンの倍音が弱いですね。そのせいで音の軸がまっすぐ聞こえず、なよたけのように腰砕けで、金管と競り合うと音圧で負けます。主役のはずのバイオリンがオーケストラを主導できていません。

一方で雅楽は個人的にはわりと好みですね。物腰が柔らかで優雅に聞こえます。篳篥のハリがわずかに弱いですが、塩梅はフシがよく聞こえます。嫋やかさが強調されていますが、雅な雰囲気があります。

音場/クリア感

  • 音場:B
  • クリア感:A

音場

音場は少し遠い位置で聞こえ、高さは標準か少し高いようです。奥行きと幅は標準的なようですね。

クリア感はわりと優れています。

音質総評

  • 原音忠実度:A
  • おすすめ度:A
  • 個人的な好み:B

音質総評

iBasso IT07は個人的に興味深い機種です。最大の特徴が非常に低歪でクリアな低域にあることは間違いありません。一方で高域はマルチドライバーの強みを生かして切れているとは言えず、拡張性やマイクロディテールに不足を感じます。

音はどこか嫋やかで物腰柔らかく、音楽的な雰囲気があり、ボーカルは甘く聞こえます。

一部の人はIT07をその独特のサウンドゆえに深く愛するでしょうが、個人的にはかなり難しい機種です。自然な質感で美しく聞こえるはずだった中域は、不十分な高域と必要以上に精細な低域の両方に影響されて、あまりその強みを生かせていないようです。そしてこれはチューニングノズルで改善できる問題ではありません。

音質的な特徴

美点

  • 明瞭で階層性に優れた低域
  • 自然な質感
  • 物腰の柔らかい音
  • 太く厚みのあるサウンド
  • 鮮明感が高い

欠点

  • 低域がクリアすぎる
  • 分離感が悪い
  • ハリやキレに欠ける

クリアな低域
自然な質感
太く厚みのあるサウンド

競合機種

HiFiGOレビュー

この製品についてのHiFiGOによるレビューはこちらの記事を参照して下さい。

レコーディングシグネチャー

レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

レコーディングシグネチャーのソースはAntelope Audio Amariを用いています。出力インピーダンスは0.3Ωで、イヤーピースは標準イヤーピース(黒)Sサイズを使用しています。

レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

録音機材
  • SAMREC HATS Type2500RSシステム:HEAD & TORSO、Type4172マイクX2搭載
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • センサーアンプ:Type4053
  • マイクプリアンプ:Focusrite ISA Two
  • Type5050 マイクアンプ電源
  • オーディオインターフェース 1:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
  • オーディオインターフェース 2:Antelope Audio Amari
  • レコーディングソフト:Audacity

GENS D’ARMES(ロック系)

楽曲情報
  • 楽曲名:GENS D’ARMES
  • アルバム名:イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)

白き魔女(クラシック系)

楽曲情報
  • 楽曲名:第3部「白き魔女」: 白き魔女
  • アルバム名:交響曲「ガガーブトリロジー」 ~白き魔女~朱紅い雫~海の檻歌~
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation

交響曲「ガガーブトリロジー」 ~白き魔女~朱紅い雫~海の檻歌~
交響曲「ガガーブトリロジー」 ~白き魔女~朱紅い雫~海の檻歌~
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)

The Silver Will -ギンノイシ-(EDM系)

楽曲情報
  • 楽曲名:The Silver Will -ギンノイシ-
  • アルバム名:空の軌跡ざんまい
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
空の軌跡ざんまい
日本ファルコム 空の軌跡ざんまい
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)

Sophisticated Fight(JAZZ系)

楽曲情報
  • 楽曲名:Sophisticated Fight
  • アルバム名:英雄伝説 空の軌跡FC&SC スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation

日本ファルコム 英雄伝説空の軌跡FC&SC スーパーアレンジバージョン
日本ファルコム 英雄伝説空の軌跡FC&SC スーパーアレンジバージョン
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

楽曲情報
  • 楽曲名:浮遊大陸アルジェス -Introduction-
  • アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation

Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)

LACRIMOSA OF DANA -Opening Ver.-

楽曲情報
  • 楽曲名:LACRIMOSA OF DANA -Opening Ver.-
  • アルバム名:イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)

Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-

楽曲情報
  • 楽曲名:Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 Evolution オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)
  3. iBasso IT07(金フィルター)
  4. iBasso IT07(黒フィルター)

巨イナルチカラ

楽曲情報
  • 楽曲名:巨イナルチカラ
  • アルバム名:英雄伝説 閃の軌跡 オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
巨イナルチカラ
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)
  3. iBasso IT07(金フィルター)
  4. iBasso IT07(黒フィルター)

ユルギナイツヨサ

楽曲情報
  • 楽曲名:ユルギナイツヨサ
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
ユルギナイツヨサ
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)
  3. iBasso IT07(金フィルター)
  4. iBasso IT07(黒フィルター)

Formidable Enemy

楽曲情報
  • 楽曲名:Formidable Enemy
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Formidable Enemy
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)

Intense Chase

楽曲情報
  • 楽曲名:Intense Chase
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Intense Chase
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. iBasso IT07(銀フィルター)
  3. iBasso IT07(金フィルター)
  4. iBasso IT07(黒フィルター)

総評

iBasso IT07音楽的な中域重視のサウンドを持ち、充実感に優れ、物腰の柔らかな厚みのあるサウンドを実現しています。そして、最大の特徴はテスラドライバーが実現するクリアで質の高い低域にあります。分離感は少し物足りませんが、iBassoが実現した独特のサウンドにはほかにない独自の魅力があります。

【中華イヤホン qdc DMagic 3D レビュー】qdcらしい目鼻立ちの整ったサウンド。うねるようなグルーヴ感に優れ、豊穣さ、優雅さ、そして重厚感を備えた洗練された高級感がある。没入感が高く、とても楽しい
【中華イヤホン qdc DMagic 3D レビュー】qdcらしい目鼻立ちの整ったサウンド。うねるようなグルーヴ感に優れ、豊穣さ、優雅さ、そして重厚感を備えた洗練された高級感がある。没入感が高く、とても楽しい

qdc Dmagic 3Dはうねるようなグルーヴ感とクリアな明瞭感、リッチな優雅さを兼ね備えたハイエンドイヤホンです。わくわくする活気に満ちた楽しいリスニングサウンドを求めている場合、このイヤホンは最高に魅力的に思えるでしょう。音楽を楽しくする魔法がかかっているイヤホンです。

【中華イヤホン Shuoer EJ07 レビュー】自由音場フラットにかなり忠実かつ高い透明度の中域を持つ。奥行きのある広い定位と音場を持ち、聞き疲れしにくいサウンド
【中華イヤホン Shuoer EJ07 レビュー】自由音場フラットにかなり忠実かつ高い透明度の中域を持つ。奥行きのある広い定位と音場を持ち、聞き疲れしにくいサウンド

Shuoer EJ07はフラットにほぼ忠実なサウンドを持っており、全体的な原音充実度の高さと中域の自然な質感が魅力です。音場はやや奥に定位され、余裕が感じられて聴き心地に優れていますが、迫力やダイナミクスに不足を感じやすいところは難点です。

【中華イヤホン BQEYZ Summer レビュー】かなりバランスの良いニュートラルサウンド。自然な質感でみずみずしく聞こえる中域が最大の魅力
【中華イヤホン BQEYZ Summer レビュー】かなりバランスの良いニュートラルサウンド。自然な質感でみずみずしく聞こえる中域が最大の魅力

BQEYZ Summerは1万円台の新たなスタープレーヤーです。ハイブリッドドライバーモデルでありながら、非常に低歪であり、かつほぼ完全にニュートラルに近いので、かなり原音に近い質感の中域を持ち、万人向けの素晴らしいサウンドを実現している良機種です。

【モニターイヤホン Behringer MO240 レビュー】風通しが良く広い音場。モニタースピーカーのようにストンと落ちる低域。ステージングに優れ、定位の強調された分かりやすい中域。そして、繊細でディテールに満ちた高域
【モニターイヤホン Behringer MO240 レビュー】風通しが良く広い音場。モニタースピーカーのようにストンと落ちる低域。ステージングに優れ、定位の強調された分かりやすい中域。そして、繊細でディテールに満ちた高域

Behringer MO240は中域のステージングが良好で、広々とした開放的な音場にディテール感の高い繊細な音がすっきりと見通せるように聞こえる良質なモニターイヤホンです。クリア感も高く、駆動も容易な上、パッケージクオリティも高いので非常に高いコストパフォーマンスが感じられます。

【中華イヤホン Shuoer Singer レビュー】自由音場フラットにかなり忠実でありながら、中域のウェイトを少し高めた歌うイヤホン。全体的なパッケージ完成度も高い
【中華イヤホン Shuoer Singer レビュー】自由音場フラットにかなり忠実でありながら、中域のウェイトを少し高めた歌うイヤホン。全体的なパッケージ完成度も高い

Shuoer Singerはこの価格帯で買えるイヤホンの中では音質的な完成度が高く、フラットで万人向きのサウンドになっています。音場は少し狭いですが、定位の明瞭性は高く、その名の通り、ボーカルフォーカスが良好な点が魅力です。

中華イヤホン情報局本部(おすすめイヤホンと選び方)
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この記事ではオーディオマニアの間で人気の中華イヤホンに関する知識と最新情報をお届けします。この記事を読めば、あなたも今日から中華イヤホン通になれます!

【中華イヤホン KBEAR NEON レビュー】拡散音場系ウォームサウンド。甘く透明度の高い中域を丁寧に聞き疲れ感なく聞かせる
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音楽の聞き心地、聴き疲れのなさを重視するなら、KBEAR NEONはかなりおすすめできます。円筒形のそのイヤホンは、挿入深度も調整しやすく、少しでも音に尖りを感じたら、イヤーピースを小さくしてより深く挿入することで簡単にその尖りを消すことができます。

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【中華イヤホン qdc DMagic 3D レビュー】qdcらしい目鼻立ちの整ったサウンド。うねるようなグルーヴ感に優れ、豊穣さ、優雅さ、そして重厚感を備えた洗練された高級感がある。没入感が高く、とても楽しい
【中華イヤホン Shuoer EJ07 レビュー】自由音場フラットにかなり忠実かつ高い透明度の中域を持つ。奥行きのある広い定位と音場を持ち、聞き疲れしにくいサウンド
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【モニターイヤホン Behringer MO240 レビュー】風通しが良く広い音場。モニタースピーカーのようにストンと落ちる低域。ステージングに優れ、定位の強調された分かりやすい中域。そして、繊細でディテールに満ちた高域
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中華イヤホン情報局本部(おすすめイヤホンと選び方)
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【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]

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iBasso IT07

9

パッケージ

9.0/10

ビルドクオリティ

8.5/10

装着感

9.0/10

高域

8.0/10

中域

9.5/10

低域

10.0/10

歪みの少なさ

9.0/10

長所

  • 明瞭で階層性に優れた低域
  • 自然な質感
  • 物腰の柔らかい音
  • 太く厚みのあるサウンド
  • 鮮明感が高い
  • みずみずしく透明度の高い中域
  • チューニングフィルター
  • 豊富なアクセサリー
  • 優れたパッケージ
  • 良好なビルドクオリティ―

短所

  • 低域がクリアすぎる
  • 分離感が悪い
  • ハリやキレに欠ける

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