【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS Air3 Pro レビュー】中域の解像度が高いが、定位がわかりづらく、濁って聞こえやすい。ANC性能は平凡

【完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS Air3 Pro レビュー】中域の解像度が高いが、定位がわかりづらく、濁って聞こえやすい。ANC性能は平凡 5000円~10000円
SoundPEATS Air3 Pro

免責事項

  1. このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにSoundPEATSから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
  2. これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
  3. 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。
  4. 「audio-sound @ premium」はamazon.co.jpおよびamazon.comほか通販サイトの取扱商品を宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣言プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラム等の参加者です。

SoundPEATS Air3 Proの概要

こんな人におすすめ

  1. 充実感の高い音が好き
  2. リラックスして音楽を聞きたい

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:6h/24h
  • 防水性能:IPX4
  • 対応コーデック:AptX Adaptive/AptX/AAC/SBC
  • 技適番号:018-210307
  • 価格帯:5000円~10000円

audio-sound スコア
SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro

  • パッケージ:8.0/10.0
  • ビルドクオリティ:8.0/10.0
  • 装着感:8.5/10.0
  • 高域:8.0/10.0
  • 中域:7.0/10.0
  • 低域:7.0/10.0
  • 歪みの少なさ:8.0/10.0
  • 通信品質:8.5/10.0
  • アクティブノイズキャンセリング:5.5/10.0

長所と短所

長所

  • マイルドな聴き心地
  • 中域への適切なフォーカス
  • 解像度が高い
  • 充実感が高い

短所

  • 癖の強いサウンド
  • 定位が分かりづらい
  • 音像一貫性に欠ける
  • 太さに欠ける低域
  • 高域の拡張性に欠ける
  • 透明感に欠ける濁った中域

SoundPEATS Air3 Proの特徴

  • 『高水準のANC効果搭載、静寂のリスリング空間へ』業界高水準のANCイヤホン(売価2万円以上)に相当するANC(アクティブノイズキャンセリング)効果搭載。通話ノイズキャン技術と違い、通常使用でも外部のノイズを逆位相の波形でキャンセルして消音し、最大35dB(精密検査による結果)のノイズ低減性能を持ちます。体感できる確かなANC機能は日常生活で外部のノイズを遮断し、出先でも屋内でも没入感の高い快適な環境を作り出す。 ※イヤホンを外さず周囲の音を簡単に聞き取れる外音取り込み(ヒアスルー)モードにも対応しています。
  • 『バイオセルロース振動板で音を繊細に再現、音質に妥協なし』植物由来の繊維から生み出される「バイオセルロース」を利用した振動板採用。繊細で解像度の高い美しい中高域再生を実現、直線性のよいフリーエッジの採用で振幅の大きい低中音域も忠実に再現します。異なる周波数が混ざった音を細かく再現できる12mmダイナミックドライバーにより、質感が自然で透明感がある立体サウンドと抜群なANC 効果を両立させ、ハイブランドに迫る音質をお届けます。
  • 『ハイレゾの主流コーデックaptX Adaptive対応』クアルコム社(Qualcomm aptX)の最新チップセット「QCC3046」を採用。aptX Adaptiveは高音質のaptX HDや低遅延のaptX LLなどを統一化し、アルゴリズムに基づいて自動で動作モードが決定され、低遅延、高ビットレート、低ビットレートモードの判断が使用状況に基づいて自動で行われます。リスニング環境の電波状況やデータ量に応じて転送ビットレートを可変させることで、安定して遅延の少ないオーディオリスニング環境が実現でき、音質と安定性が飛躍的に向上し、高い同期性能と高度な原音再現力を実現します。
  • 『ワイヤレスイヤホン左右独立受信方式の超絶改善』次世代の左右独立受信方式の幕開けと言えるQualcomm TrueWireless Mirroring技術に対応。ワイヤレスイヤホンとの左右同時接続を実現、独自に無線通信の感度を高めたり、低消費電力・低遅延を実現するべくチューニングを施し、音楽や通話が音途切れせずに楽しめます。更に進化を遂げたBluetooth5.2対応。より高速·安定の通信機能を持ち、機器の送受信パワーを最適化し、低消費電力でありながら高品質の音質を伝送できます。
  • 『コンパクトサイズで圧倒的なスタミナで長時間使用可能』Type-C高速充電に対応。1時間半でフル充電が完了し、イヤホン単体6時間、ケースと併用最大24時間使用可能。オンラインミーティングや旅行先でなど、長時間の使用でも充電残量に心配せず使用できます。
SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro

SOUNDPEATS Air3 Pro

SOUNDPEATS Air3 Pro
【中華イヤホン TFZ TxBEAR MONICA レビュー】十分な深さのある低域と、マイルドでメロウな響きとダイナミズムのある中域が魅力

TFZ TxBEAR MONICAは十分に深い低域と聴き心地が良くマイルドでメロウなサウンドを持つバランスの良いリスニングイヤホンです。

【HiFiGOレビュー】中華イヤホン KBEAR Aurora:クリスピー・ブルー

昨今のIEM市場における激しい競争の中で、メーカーは常により良い製品を作るために限界に挑戦し続けています。それは、KBEARのフラッグシップIEMであるAuroraも同様です。オールラウンダーとしての Read more


パッケージ(8.0)

SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro

SoundPEATS Air3 Proのパッケージは価格の標準を満たしています。

パッケージ内容

付属品に不足はありません。

  • SoundPEATS Air3 Pro本体
  • 専用充電ケース
  • USB Type-Cケーブル
  • イヤーピース
  • マニュアル
【開封動画】SoundPEATS Air 3 Pro

ビルドクオリティ(8.0)

SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro

ビルドクオリティは価格を考えると、標準的か少し良いレベルです。

SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro

装着感(8.5)

SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro

装着感は良好です。小さな耳でもしっかり収まります。

SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro

SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro

接続品質

aptXでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯ではかなり優秀な接続品質です。

人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと一瞬途切れ、その後も音楽が聞けないレベルではありませんが、やや断続的になります。

ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。

インターフェース/操作方法

操作インターフェースはタッチ式です。

電源ON充電ケースの蓋を開ける
電源OFF充電ケースにイヤホンを収納し、蓋を閉じる
ペアリングイヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード
曲再生/停止多機能ボタンを2回タップ
曲送り右耳側の多機能ボタンを1.5秒長押し
音量+右側の多機能ボタンを1回タップ
音量-左側の多機能ボタンを1回タップ
通話応答多機能ボタンを2回タップ
通話終了多機能ボタンを2回タップ
通話拒否多機能ボタンを1.5秒長押し
ゲーミングモードON/OFF左側の多機能ボタンを3回タップ
ノーマル/ANC/ヒアスルーモード切替左耳側の多機能ボタンを1.5秒長押し

アクティブノイズキャンセリング性能

詳細は有料記事に譲りますが、SoundPEATS Air3 ProのANC性能は価格帯では平凡なANC性能です。

SOUNDPEATS Air3 Pro

SOUNDPEATS Air3 Pro

音質

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
  • Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
  • 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
  • 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
  • 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
  • アナライザソフト①:TypeDSSF3-L
  • アナライザソフト②:Room EQ Wizard

周波数特性(RAW)

SoundPEATS AIr3 Pro Frequency Response (RAW)
SoundPEATS Air3 Pro Frequency Response (RAW)
重なっているが、青がノーマル、赤がパススルー、緑がANC

周波数特性/THD特性/ラウドネスステータスなど

測定値は有料記事をご覧下さい。より詳しい情報が参照できます。

オーディオステータス

SoundPEATS Air3 Pro(ノーマルモード)のオーディオステータス
SoundPEATS Air3 Pro(ノーマルモード)のオーディオステータス
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として試験的に導入しています。

音質解説

SoundPEATS Air3 Pro全体的な原音忠実度は悪くありません。ただし、全体的に直線性に欠けるサウンドで、中域は解像度が高いのですが、濁って聞こえるのが一番苦しいですね。この中域に独特の空気感のようなものを感じるなら、好ましいでしょうが、オーディオマニアは透明度が低いのに前面に聞こえるのが不自然だと言うでしょう。距離感が掴みづらい音です。低域はT2で好評を博した深さ重視のチューニングになっていますが、ANC ON時でもT2よりは浅いです。

下に示す評価値のうち、カッコ内のものはANCモード時のものです。

以下のレビューはFiiO M15にaptXでつないでノーマルモードにし、標準イヤーチップ Lサイズでテストしています。

レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。

  • 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
  • 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
  • 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
  • クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
  • イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]

これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。

SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro

低域(7.0)

  • 原音忠実度:S- (S-)
  • 臨場感:B (B+)
  • 深さ:A- (A-)
  • 重み:B+ (B+)
  • 太さ:B (B)
  • 存在感:B- (B-)

低域

低域は太さを抑えて深さを出す、レイヤリングのはっきりした音になっています。

中低域の厚みと低域の深さをうまく両立させようとして、おそらく太さを少しカットしたんだと思いますが、ドラムのインパクト不足につながっており、よくありません。妙に膨張感があるのに、力強さに欠ける、薄っぺらい上履きで蹴ってるような芯のないキックは、面白みに欠けます。パンチが強いのに胴の重みが乗ってなくて、衝撃力が足りずに腰砕けるような音ですね。

ベースも安定感のない音で、音楽の支えになっていません。

中域(7.0)

  • 原音忠実度:S (S-)
  • 厚み:A- (B+)
  • 明るさ:A- (A-)
  • 硬さ:B+ (B+)
  • 存在感:B (B) 

中域

中域は前面に出てきますが、透明度が高くありません。

SoundPEATSは低域の深いところをうまく聞かせつつ、中域もしっかり前進して聞かせようとしてこのようなわかりにくいチューニングを行ったんだと思います。ボーカル音像はかなり大きくなりやすいです。

中域の解像度自体は優れているので、くっきり聞こえますが、そのくっきり聞こえる音が透明度に劣り、濁っています。音像は不自然に滲み、一貫性がありません。聞き始めた途端、うーんと唸ってしまいました。遠近感がわかりづらく、歪んだレンズを通して見るように、明瞭なわりにぼやけている中域です。全体の中では中域に丁寧にフォーカスされているのに中域自体は焦点が合ってないような音ですね。

高域(8.0)

  • 原音忠実度:D (D)
  • 艶やかさ:B+ (B+)
  • 鋭さ:B+ (B+)
  • 脆さ:C+ (C+)
  • 荒さ:D- (D-)
  • 繊細さ:D+ (D)
  • 存在感:C- (C-)

高域

高域は一番良好と言えそうです。拡張性が足りてなくて閉じた高域になっていますが、バランス自体は比較的まともです。

シンバルクラッシュは抜けが悪く、正直爽快感に欠けます。金属光沢感などは比較的美しいので、アコースティックギターに艶がありますが、輝き方は地味で、少し快活さに欠けますね。

定位/質感

  • 質感の正確性:B+
  • 定位の正確性:B-
  • オーケストラのテクスチャ:D+
  • 雅楽のテクスチャ:D-

定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。

オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。

この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。

フルオーケストラは普通に良くないです。スケール感に欠けるうえ、定位もわかりづらく、質感もきれいに聞こえません。

雅楽は篳篥の艶が失われて、少し尺八のように渋く聞こえます。和音に妙に聞きづらい金属的なギンギンしたところがあり、濁りがちで全体的に不快です。

音場/クリア感

  • 音場:B-
  • クリア感:B+
  • イメージング:B+
    • 高域:B+
    • 中域:A
    • 低域:B-

音場

ノーマルモードでは深さが物足りません。ANCモードでは低域が幾分改善されます。中域が前に出て、その後ろに奥行きが強調される独特の音場表現です。

クリア感は悪くありません。

解像度も価格の標準を満たしています。とくに中域はきれいに聞こえますね。

 

音質総評

  • 原音忠実度:A
  • おすすめ度:C+
  • 個人的な好み:D+
音質総評

SoundPEATS Air 3 Proは率直に言って、チューニングの意図が理解しづらく、KZがチューニングしたかのような難解で癖の強いサウンドです。おそらくハーマンターゲットかEtymoticターゲット、Sonarworksターゲットのようなわかりやすいターゲットから担当者が好みを加えたチューニングを進めていった結果、こうなったのだと思われますが、事情はわかりません。

SoundPEATSが最近の製品でわりと良質で説得的なチューニングを連発したあとに、かつてのチューニングよりも難解で、得意分野だった低域の質も悪化してしまったこのイヤホンを、どうして作る気になったのか、少し理解に苦しみます。

音質的な特徴

美点

  • マイルドな聴き心地
  • 中域への適切なフォーカス
  • 解像度が高い
  • 充実感が高い

欠点

  • 癖の強いサウンド
  • 定位が分かりづらい
  • 音像一貫性に欠ける
  • 太さに欠ける低域
  • 高域の拡張性に欠ける
  • 透明感に欠ける濁った中域

マイルドな聴き心地
中域への適切なフォーカス
解像度が高い

SOUNDPEATS Air3 Pro

SOUNDPEATS Air3 Pro
【中華イヤホン SeeAudio Yume II レビュー】バランスの良い温かみのあるサウンド。豪華なパッケージが魅力

SeeAudio Yume IIは優れたバランス感覚を持ち、聞き疲れ感のない暖かな音を実現し、豪華なパッケージで高い満足感を与えてくれるイヤホンです。

【密閉型ヘッドホン Stayer HR-2 レビュー】全体がフラットでバランスが良く、レンジも良好。高解像なサウンドを提供する隠れた名機

Stayer HR-2は非常に高解像で全体がフラットでフラットスピーカーの雰囲気に近いバランスの良い原音忠実性に優れたサウンドを持っているヘッドホンです。価格を考えると非常に優秀な選択肢と言えます。

SoundPEATS Air3 Pro
SoundPEATS Air3 Pro

レコーディングシグネチャー

レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはFiiO M15で、レコーディングにAntelope Audio Amariを用いています。コーデックはaptXで、イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。

¥369,600(税込)

  • SAMREC HATS Type2500RSシステム:HEAD & TORSO、Type4172マイクX2搭載
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
  • Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
  • オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
  • レコーディングソフト:Audacity

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

楽曲情報
  • 楽曲名:浮遊大陸アルジェス -Introduction-
  • アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation

Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
amazon
  1. 原曲(-23LUFS)
  2. SoundPEATS Air3 Pro (normal)
  3. SoundPEATS Air3 Pro (ANC)

Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-

楽曲情報
  • 楽曲名:Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 Evolution オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
amazon
  1. 原曲(-23LUFS)
  2. SoundPEATS Air3 Pro (normal)
  3. SoundPEATS Air3 Pro (ANC)

Formidable Enemy

楽曲情報
  • 楽曲名:Formidable Enemy
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Formidable Enemy
amazon
  1. 原曲(-23LUFS)
  2. SoundPEATS Air3 Pro (normal)
  3. SoundPEATS Air3 Pro (ANC)

総評

SoundPEATS Air3 Proはなんと言ったらいいか、一昔前の理解し難いKZ的なサウンドを持っているイヤホンです。SoundPEATSの伝統的なファンが愛する深くて重い生きの良い低域があるわけではなく、最近のSoundPEATSが連発していた合理的なオーディオマニア向きのチューニングがあるわけでもありません。独特の脚色を加えつつ、全体のバランスは保とうとした雰囲気があるので、これは方向転換ではないと信じたいですが、魅力的なSoundPEATS T2と比べると、落差が大きすぎます。

SOUNDPEATS Air3 Pro

SOUNDPEATS Air3 Pro
【まとめ】完全ワイヤレスイヤホンおすすめ機種まとめ&選び方ガイド
【まとめ】完全ワイヤレスイヤホンおすすめ機種まとめ&選び方ガイド

この記事では多数ラインナップされている完全ワイヤレスイヤホンの中から、当ブログのおすすめ完全ワイヤレスイヤホンについての情報をまとめます。使い方や使用に当たっての注意点なども解説します。

【完全ワイヤレスイヤホン Tribit Flybuds C1 レビュー】バランスの良い骨太感のある音質を持ち、長時間再生も可能。快適な装着感と操作性を実現した完全ワイヤレスイヤホン
【完全ワイヤレスイヤホン Tribit Flybuds C1 レビュー】バランスの良い骨太感のある音質を持ち、長時間再生も可能。快適な装着感と操作性を実現した完全ワイヤレスイヤホン

Tribit Flybuds C1は全体的な音質のバランスと原音忠実性が高く、長時間再生と快適な装着感を実現した、ランニング愛好者や通勤生活者に最適の完全ワイヤレスイヤホンです。使い勝手が良く、かなりおすすめできる機種です。

【完全ワイヤレスイヤホン Bang&Olfsen E8 Sport レビュー】ディテール感に優れた解像度の高いサウンドが最大の魅力。デザインも機能美に溢れている
【完全ワイヤレスイヤホン Bang&Olfsen E8 Sport レビュー】ディテール感に優れた解像度の高いサウンドが最大の魅力。デザインも機能美に溢れている

B&O E8 Sportはすっきりとした見通しの良い音場を持ち、モニター的なディテール重視のサウンドを聴かせてくれる完全ワイヤレスイヤホンです。印象的な解像感が高く、空間は澄み切っていて、音楽を細やかに楽しむことができます。

【HiFiGOレビュー】完全ワイヤレスイヤホン Whizzer B6 レビュー:身の毛がよだつほどの秀逸TWS
【HiFiGOレビュー】完全ワイヤレスイヤホン Whizzer B6 レビュー:身の毛がよだつほどの秀逸TWS

古典的なオーディオファイルの観点からすると、Whizzer B6はダメです。プロがホームユースのイヤホンに求めるような音の特徴は全くありません。しかし、そのような姿勢を捨てて、さまざまな場面で試してみると、この完全ワイヤレスイヤホンを持つ理由がたくさん見つかりました。

【完全ワイヤレスイヤホン Shanling MTW100-BA レビュー】聞き疲れしないサウンドと装着感。長時間の快適なリスニング環境を実現した完全ワイヤレスイヤホン
【完全ワイヤレスイヤホン Shanling MTW100-BA レビュー】聞き疲れしないサウンドと装着感。長時間の快適なリスニング環境を実現した完全ワイヤレスイヤホン

Shanling MTW100-BAは装着感が良く、長時間再生できるパワフルなバッテリー性能を持っています。そのサウンドは長時間聴いても聞き疲れない音質で、長旅のお供にはぴったりです。ややゆったりした空間表現を持っているので、優しいサウンドが好きならきっと気に入るでしょう。

【HiFiGOレビュー】完全ワイヤレスイヤホン Shanling MTW300レビュー:必携のパーフェクトワイヤレス
【HiFiGOレビュー】完全ワイヤレスイヤホン Shanling MTW300レビュー:必携のパーフェクトワイヤレス

Shanling MTW300は、ユーザーに非常に良い音質を提供する、かなり堅実なTWSイヤホンです。鮮明な解像感、周波数帯域全体の優れた透明感、パンチの効いた没入感のあるサウンド出力、そして十分に適切なビルドクオリティを持っています。

最新の10000円クラス以下おすすめ完全ワイヤレスイヤホンカタログ[2021年4月号]
最新の10000円クラス以下おすすめ完全ワイヤレスイヤホンカタログ[2021年4月号]

完全ワイヤレスイヤホンの市場は近年急速に成長し、2021年もこの分野の成長は著しい伸びを見せることが予想されます。この記事では私自身がレビューテストしたもの、そして多くのレビュアーから賞賛を受けている最新の完全ワイヤレスイヤホンのおすすめ機種をまとめて紹介します。

previous arrow
next arrow
【まとめ】完全ワイヤレスイヤホンおすすめ機種まとめ&選び方ガイド
【完全ワイヤレスイヤホン Tribit Flybuds C1 レビュー】バランスの良い骨太感のある音質を持ち、長時間再生も可能。快適な装着感と操作性を実現した完全ワイヤレスイヤホン
【完全ワイヤレスイヤホン Bang&Olfsen E8 Sport レビュー】ディテール感に優れた解像度の高いサウンドが最大の魅力。デザインも機能美に溢れている
【HiFiGOレビュー】完全ワイヤレスイヤホン Whizzer B6 レビュー:身の毛がよだつほどの秀逸TWS
【完全ワイヤレスイヤホン Shanling MTW100-BA レビュー】聞き疲れしないサウンドと装着感。長時間の快適なリスニング環境を実現した完全ワイヤレスイヤホン
【HiFiGOレビュー】完全ワイヤレスイヤホン Shanling MTW300レビュー:必携のパーフェクトワイヤレス
最新の10000円クラス以下おすすめ完全ワイヤレスイヤホンカタログ[2021年4月号]
previous arrow
next arrow

SoundPEATS Air3 Pro

7.6

パッケージ

8.0/10

ビルドクオリティ

8.0/10

装着感

8.5/10

高域

8.0/10

中域

7.0/10

低域

7.0/10

歪みの少なさ

8.0/10

通信品質

8.5/10

アクティブノイズキャンセリング

5.5/10

長所

  • マイルドな聴き心地
  • 中域への適切なフォーカス
  • 解像度が高い
  • 充実感が高い

短所

  • 癖の強いサウンド
  • 定位が分かりづらい
  • 音像一貫性に欠ける
  • 太さに欠ける低域
  • 高域の拡張性に欠ける
  • 透明感に欠ける濁った中域

コメント



タイトルとURLをコピーしました