【ハイエンドイヤホン Campfire Audio Solaris 2020 レビュー】深みのある重低域が最大の魅力

【ハイエンドイヤホン Campfire Audio Solaris 2020 レビュー】深みのある重低域が最大の魅力 100000円~200000円
Campfire Audio SOLARIS 2020

免責事項

  1. このレビューは「私的な購入品」または「対価を払ってレンタルした商品」に基づいて書かれています。
  2. これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
  3. 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。
  4. 「audio-sound @ premium」はamazon.co.jpおよびamazon.comほか通販サイトの取扱商品を宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣言プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラム等の参加者です。

Campfire Audio Solaris 2020の概要

こんな人におすすめ

  • 重厚感重視
  • 重低音好き
  • シックで上品な音が好き
  • サ行の刺さりが苦手

基本スペック

  • 再生周波数:5-20000Hz
  • インピーダンス:15.5Ω
  • 感度:115dB
  • ピンタイプ:mmcx
  • 価格帯:100000円~2000000円

audio-soundスコア
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

  • パッケージ:8.0/10.0
  • ビルドクオリティ:9.0/10.0
  • 装着感:8.0/10.0
  • 高域:6.5/10.0
  • 中域:7.5/10.0
  • 低域:10.0/10.0
  • 歪みの少なさ:8.0/10.0

長所と短所

長所

  • 奥行き感のある音場
  • 上品でシック
  • 重厚
  • 深みのある低域
  • 良好なビルドクオリティ

短所

  • 不足している高域拡張性
  • 平面的に聞こえる中域
  • 立体感に欠ける
  • 不自然な質感
  • 地味で発色の悪い音

Campfire Audio Solaris 2020の特徴

心に響くサウンドが揺らぐ炎のように崇高な境地へと誘う、渾身のフラグシップ機

SOLARISは、Campfire Audioのフラグシップモデルを冠するイヤホンとして、Campfire Audioの技術を常にアップデートし続けているだけに留まらず、使われる部品一つ一つからデザイン・材質まで、それら全てに対し妥協のないこだわりを持っています。Solaris 2020では、Campfire Audioが新たに開発した新技術「ソリッドボディ設計」を採用し、筐体サイズは20%も軽量化され、装着感を改善しています。
Solaris 2020が表現するサウンドは類を見ないほど表現力が豊かで、サウンドスケールが比べられないほど壮大です。この信じられないほどリアルなサウンドが、没入感のある音楽体験を提供します。

Campfire Andromeda and Solaris 2020 Revisions - Are the new ones better?

アコースティックチャンバーなどの内部パーツを単一パーツで成型した新構造のソリッドボディ設計

新設計のソリッドボディ設計とは、従来までのイヤホン設計で使われていた音導管やコンデンサー、ダンパーなどのドライバーに対して少しでもその本来の音を変えてしまう要素をすべて排除し、その代わりとして3Dプリンターで成型した単一のコンポーネントをドライバーのサウンドチューニングの要として使用し、「Less is more」というCampfire Audioの哲学を更に進化させました。また、このソリッドボディ設計によりパーツを少なくすることで、イヤホンのチューニングを細かく制御できるほか、可動部品が少なくなることで、耐久性の向上に成功しました。

Campfire Audio SOLARIS 2020 (2)
Campfire Audio SOLARIS 2020

ダイナミック型ドライバーの音響特性を制御する独自開発のアコースティックチャンバーを搭載

独自技術「Polarity Tuned Chamber」は、3Dプリンターで形成した「アコースティックチャンバー(空気室)」を使用し、ダイナミック型ドライバーを制御する技術です。この特別なアコースティックチャンバーは、スピーカーで例えるところのエンクロージャーのように働き、ダイナミック型ドライバーの前後のスペースを最適化することでチューニングを行い、その形状を変化させることで、ダイナミック型ドライバーが本来持つ、迫力のあるサウンドを引き出します。

独自のチューブレス設計により、ドライバー本来の音を届ける「Tuned Acoustic Expansion Chamber(T.A.E.C)」

独自技術「Tuned Acoustic Expansion Chamber (T.A.E.C)」は、従来までのイヤホン設計において使用されてきた音導管を使用せず、3Dプリンターで形成した「アコースティックチャンバー(空気室)」で以って、サウンドチューニングを行う独自技術です。 従来までのイヤホン設計では、音導管をドライバーに繋げることで音の伝達やチューニングを可能としてきましたが、音導管内部では音の共鳴が起こり、意図しないノイズが発生してしまいます。T.A.E.Cでは、スピーカーで例えるところのエンクロージャー(アコースティックチャンバー)を3Dプリンターで形成し、このエンクロージャーで以ってサウンドのチューニングを行い、音の伝達も可能にしています。チューブレス設計を実現したことで、ノイズの原因となる問題を排除し、高域の周波数特性を改善。ドライバーが本来の持つサウンドを、より正確に伝達可能とします。

Campfire Audio SOLARIS 2020 (2)
Campfire Audio SOLARIS 2020

上位モデルの為に用意された、Super Smoky Litz Cable

Super Smoky Litz Cableは、純銅銀メッキ導体を採用したツイストデザインのケーブルです。Super Smoky Litz Cableでは、Smoky Litz Cableで使用される導体よりも太い導体を採用し、音質の向上を図っています。ケーブルの外観は、スタイリッシュなスモーキーカラーのジャケットに仕上げたことで、イヤホン本体のデザインを引き立ててくれます。イヤーガイドは、熱処理で癖をつけたスリーブを採用したことで、軽量化を図っています。ケーブルの編み方は、縺れにくくなるツイストデザインで仕上げ、毎日使用していてもストレスレスなケーブルです。

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

樹皮を使用した、環境にやさしく手触りが気持ち良い、サスティナブルジッパーケース

イヤホンを保管するこのプレミアム・コルクジッパーケースは、コルクガシの木から収穫できるコルク層の樹皮を使用しており、この樹皮にはラバーコーティングを施しています。手触りが良く丈夫なコルクガシの樹皮は、剥がしても木の生育を阻害しないサスティナブル素材です。裏地には、イヤホンを保護する為にクッション性の高い厚手のフェイクウールを使用しています。このプレミアム・コルクジッパーケースは、Campfire Audioの職人魂を深く理解しているポルトガルの小さな工房で生産しています。

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

Campfire Audio SOLARIS 2020

Campfire Audio SOLARIS 2020

 

パッケージ(8.0)

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

10万円台の製品にしてはパッケージが簡素です。保管に場所を取らず、捨てやすいのはいいですね。

パッケージ内容

  • イヤホン本体
  • Sustainable Cork Brown Dyed ZipperCase
  • Mesh IEM Bag
  • イヤーチップ (シリコン, フォーム, E-Type)
  • クリーニングツール
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

ビルドクオリティ(9.0)

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。

金属製で非常にきれいです。

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

装着感(8.0)

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

装着感は若干耳に当たる感じがあるものの、悪くありません。

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

Campfire Audio SOLARIS 2020

Campfire Audio SOLARIS 2020

音質

HATS測定環境

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • 小野測器 SR-2210 センサアンプ
  • 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
  • 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
  • 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition

カプラー測定環境

  • Type5050 マイクアンプ電源
  • Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
  • オーディオインターフェース:MOTU M2

アナライザソフト

  • TypeDSSF3-L
  • Room EQ Wizard

REW周波数特性

Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。

当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。

周波数特性(RAW)

JH Audio JH16v2 Pro Universal Frequency Response (RAW)
Campfire Audio Solaris 2020 Frequency Response (RAW)

周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス

測定値は有料記事をご覧ください。

オーディオステータス

LetShuoer D13(Silverノズル)のオーディオステータス(ほかのノズルは有料記事に掲載されています)
Campfire Solaris 2020のオーディオステータス
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として導入しています。

制動

Campfire Solaris 2020はアンプの出力インピーダンスの影響をかなり受けます。

測定値は有料記事をご覧ください。

音質解説

今回は標準イヤーチップ Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。

Campfire Audio Solaris 2020中域充実系のサウンドシグネチャーを持っています。

レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。

  • 原音忠実度:自由音場補正済み周波数特性に基づく判定値。どれだけフラットスピーカーの音(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実][S+が最も原音忠実]
  • 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
  • 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
  • クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
  • イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]

これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
【HiFiGOレビュー】中華イヤホン SeeAudio X Crinacle Yume Midnight:バランスド・パフォーマンス

私がYume Midnightに感銘を受けたのは、その総合的な性能にあります。音色のバランスもよく、物事をきちんと整理してくれます。真の意味でのニュートラルなデバイスではありませんが、楽しくも繊細な成 Read more

【中華イヤホン Audiosense DT600 レビュー】アンプやリケーブルで音が変わるオーディオマニア向けイヤホン。そのサウンドの幅は厚みのある中域充実系から、輝きに満ちて幻想的に聞こえるキラキラ系高域寄りフラットサウンドまで、多彩に変化する!

Audiosense DT600はDAPやポタアン、据え置きアンプなど、音響機器を多数持つ人こそ喜びを感じるような、非常にマニアックなイヤホンです。このイヤホンは本当に、接続する機器によって音が変化す Read more

低域(10.0)

  • 原音忠実度:S+
  • 臨場感:A-
  • 深さ:B+
  • 重み:B+
  • 太さ:B
  • 存在感:B+
低域

Campfire Audio Solaris 2020の低域は深さに優れており、引き締まり感もあってかなり良質です。

エレキベースが黒く、ドラムキックもインパクトがありますが、太さや厚みで物足りないところがあるので、量感が不足気味に聞こえるという人はいそうです。

個人的にはもう少し太い音が好きなので、深さは悪くないんですが、しっくりこない音ですね。

ただ、それはあくまで好みの問題で、重低域マニアを満足させることができる水準は十分に満たしていますし、基本的に高評価できる低域と言えます。

中域(7.0)

  • 原音忠実度:A
  • 厚み:A-
  • 明るさ:B+
  • 硬さ:B+
  • 存在感:B

中域

Solaris 2020の中域は発色が悪く、ガサガサした質感で透明感に欠け、単純によくありません。

中域下部は比較的整っていますが、上部の調整が良くなく、全体的に暗く、平面的でギターエッジの再現度が悪く、輪郭感に劣ります。

ボーカルもガサガサしていて暗い聞こえ方で大人びた雰囲気ですが、活気がありません。歯擦音は目立ちにくいので聞き心地は悪くないですね。個人的にはこういう聞かせ方は好きですが、クラシックを聴くと全体的にふにゃふにゃしてぼんやりして聞こえるので、オーケストラの主軸となるべきバイオリンや木管に力強さが出ません。定位感の再現度も悪いんですが、中域の立体感の悪さがさらにそれに拍車をかけます。

全体的に奥に音が逃げていくような音場になっており、扁平で窮屈に聞こえます。

高域(6.5)

  • 原音忠実度:C+
  • 艶やかさ:B
  • 鋭さ:B
  • 脆さ:C
  • 荒さ:D+
  • 繊細さ:D+
  • 存在感:C

高域

高域もあまりよくありません。

輝度が少し強調されているので、繊細さが感じられ、第一印象はそれほど悪くないですが、中高域がかなり凹んでいるせいで、全体的に活気がなく、のっぺりした聞かせ方の平面的な高域になっています。

ハイハットが平面的で粒の広がりも悪く、広がり方に立体感が感じられないので、ロックを聴いても本当につまらないですね。ドラムセットが基本的に躍動感がなく死んでます。

EDMも一番楽しい電子楽器のきらびやかなあたりの音数が少なくなりがちで、地味に聞こえるのでつまんないですよ。ボーカルの立体感も失われて聞こえがちです。要するに音楽表現に深みや奥行き感を出すのが苦手です。

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

定位/質感

  • 質感の正確性:B+
  • 定位の正確性:C+
  • オーケストラのテクスチャ:C-
  • 雅楽のテクスチャ:C-

定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。

オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。

この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。

質感と定位の再現度ともに優れていないために、Solarisはフルオーケストラ向きのイヤホンとは言えません。とくに中域の立体感の再現度の悪さ、音の発色の悪さのせいでフルオーケストラの力強さとみずみずしさの再現度に大きく劣ります。

雅楽は落ち着いて聞こえる点は悪くない気がしますが、主役である篳篥の音に芯が感じられず、艶やかさに欠け、ふやけて聞こえるのがまずよくありません。和音もぼんやりしており、聞き心地はよいですが、締まりが悪いですね。

音場/クリア感/イメージング

  • 音場:A-
  • クリア感:B+
  • イメージング:B+
    • 高域:A+
    • 中域:A-
    • 低域:C+

音場

低域の深さは十分で、中域は比較的前面におり、高域は高さは物足りません。

クリア感は価格の標準レベルか少し物足りない程度です。

イメージング性能は価格の水準以上です。

 

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

音質総評

  • 原音忠実度:A-
  • おすすめ度:C+
  • 個人的な好み:B-

音質総評

Campfire SOLARIS 2020はオーディオスペックは悪くありませんが、サウンドバランスは万人向きではありません。価格帯の中では平均を少し下回る製品と言えます。

同じ価格帯にはUniqueMelody Maverick Ti64Audio U6tといった無難な選択肢があり、よほどSOLARIS 2020の音が気に入ったでもない限り、それらを選んだほうが良いでしょう。ビルドクオリティでもこれらはSOLARIS 2020に劣りません。

優れた代替候補としてはOpenAudio Alkaidをおすすめします。より高い解像度、原音忠実度、定位感の正確性が期待でき、スケール感の向上も見込めるため、多くの人にとって、SOLARIS 2020のほぼ上位互換と言えるでしょう。

音質的な特徴

美点

  • 奥行き感のある音場
  • 上品でシック
  • 重厚
  • 深みのある低域

欠点

  • 不足している高域拡張性
  • 平面的に聞こえる中域
  • 立体感に欠ける
  • 不自然な質感
  • 地味で発色の悪い音
Campfire Audio SOLARIS 2020

奥行き感のある音場
上品でシック
深みと重さのある低域

Campfire Audio SOLARIS 2020

Campfire Audio SOLARIS 2020

Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020
Campfire Audio SOLARIS 2020

Re:ゼロから始める異世界生活 プレシャスフィギュア レム スポーティサマーver.

 

『Re:ゼロから始める異世界生活』より、レムがスピード感あるスポーティなコーディネートで登場!

 

きらりと眩しい笑顔、爽やかな風を感じさせる衣服、白く輝く胸元。元気でにこやか、真夏の太陽のように明るいレムをお迎えしましょう!

 

 

 
 
 
 

 

レコーディングシグネチャー

レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはRME ADI-2 Pro FS R Black Edition + TOPPING A90を使い、レコーディングにはAntelope Audio Amariを用いています。イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。

今回はOpen Audio Alkaidのレコーディングシグネチャーも付属します。

¥369,600(税込)

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
  • Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
  • オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
  • レコーディングソフト:Audacity

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

楽曲情報
  • 楽曲名:浮遊大陸アルジェス -Introduction-
  • アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation

Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
amazon
  1. 原曲(-23LUFS)
  2. Campfire Audio Solaris 2020
  3. OpenAudio Alkaid

Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-

楽曲情報
  • 楽曲名:Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 Evolution オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
amazon
  1. 原曲(-23LUFS)
  2. Campfire Audio Solaris 2020
  3. OpenAudio Alkaid

Formidable Enemy

楽曲情報
  • 楽曲名:Formidable Enemy
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Formidable Enemy
amazon
  1. 原曲(-23LUFS)
  2. Campfire Audio Solaris 2020
  3. OpenAudio Alkaid

総評

深みのある良質な低域上品でシックな音が気に入るなら、Campfire Audio Solaris 2020は検討に値するかもしれません。しかし、それは音質の上では、一般的に価格帯の水準を満たしておらず、同じ価格帯のライバルたちのほうがより優れています。

Campfire Audio SOLARIS 2020

Campfire Audio SOLARIS 2020
【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]

HiFiGOは、現在購入できるHiFi IEMのトップ5をテストしてリストにまとめることで、あなたを助けようと思います。このリストは、$500以下の価格帯から選ばれています($100以下のベスト、$200以下のベスト、など)。

【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]
【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]
【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]
【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]

Campfire Audio SOLARIS 2020

8.1

パッケージ

8.0/10

ビルドクオリティ

9.0/10

装着感

8.0/10

高域

6.5/10

中域

7.5/10

低域

10.0/10

歪みの少なさ

8.0/10

長所

  • 奥行き感のある音場
  • 上品でシック
  • 重厚
  • 深みのある低域

短所

  • 不足している高域拡張性
  • 平面的に聞こえる中域
  • 立体感に欠ける
  • 不自然な質感
  • 地味で発色の悪い音

コメント



タイトルとURLをコピーしました