【完全ワイヤレスイヤホン FIIL CC Pro2 レビュー】LDAC対応+高機能。優れたニュートラルサウンド

【完全ワイヤレスイヤホン FIIL CC Pro2 レビュー】LDAC対応+高機能。優れたニュートラルサウンド 10000円~20000円
FIIL CC Pro2

免責事項

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FIIL CC Pro2の概要

こんな人におすすめ

  • バランスの良いサウンドが好き
  • 自然な質感のサウンドが好き
  • 強力なANCの機種を低価格でほしい
  • スタジオチューニングが好き
  • コストパフォーマンス重視
  • コンパクトなイヤホンがほしい
  • 専用アプリ重視
  • 高域に敏感

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:5h(ANC ON時)/32h
  • 防水性能:IPX4
  • 対応コーデック:LDAC/AAC/SBC
  • 価格帯:10000円~20000円

audio-soundスコア
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

  • パッケージ:8.5/10.0
  • ビルドクオリティ:8.5/10.0
  • 装着感:7.5/10.0
  • 高域:9.0/10.0
  • 中域:9.5/10.0
  • 低域:9.5/10.0
  • 歪みの少なさ:8.5/10.0
  • 通信品質:9.5/10.0
  • アクティブノイズキャンセリング:8.5/10.0
  • コストパフォーマンスボーナス:11.0/10.0

長所と短所

長所

  • ほぼ完璧なスタジオチューニングニュートラルサウンド
  • 深みのある低域
  • 自然な質感
  • 一貫性のある音像
  • 響きが豊かで包まれ感がある
  • マイルドな高域
  • 優れたアクティブノイズキャンセリング
  • 高い機能性
  • LDAC対応
  • マルチポイント対応(LDACと排他)

短所

  • ベースヘッドはもう少し低域に量感を求める可能性
  • マイクロディテールに欠ける

FIIL CC Pro2の特徴

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
  • デザインアフェアーズによる独創的なオールメタルデザイン
  • 42dBハイブリッドアクティブノイズキャンセル
  • スマーターMAF™ ノイズコントロール
  • φ10.1mmウールベーシン・コンパウンド・ダイアフラム
  • デュアルマイクENCコールノイズキャンセリング
  • 32時間以上の長時間バッテリーライフ
  • FIILフリーコネクション2.0
  • 新しいBluetooth 5.3対応
  • fiil+アプリ(EQ、コントロールなど)対応

FIILは2015年に設立されました。
過去7年間、ヘッドホンからTWSイヤホンまで、FIILは常に良い製品にこだわってきました。
過去7年間、FIILの製品はCES Innovation Awards、IF Design Awards、Red Dot Design Awardsなどを受賞しています。
過去7年間、FIILは40以上の特許技術を蓄積し、継続的にコア開発力を向上させてきました。
この7年間で、私たちの製品は200万人以上の音楽愛好家のための音楽ギフトとなりました。

音楽性&プロフェッショナル
FIILは究極のサウンドを追求し続けます。

The Sonic Boomer

かつて、「航空機は音速を超えることができない」というのは、ほとんど公理でした
しかし、現在、飛行機はすでに音速の数倍まで飛ぶことができるようになりました
その時、この壮大なソニックブームには目を見張るものがあります
FIILにとって、FIIL CC Pro2は自分たちの壁を突破するために生まれたもの
ということで、私たちはこう呼んでいます。

「Sonic Boomer」

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

高品質のウールベーシックダイヤフラム&お好みのサウンド

Fiil cc pro2は、ハイエンドヘッドホンでよく使用される高解像度標準認定ウールベーシックダイヤフラムを使用しています。
音響研究所によって慎重に調整され、音は暖かくバランスが取れており、多くの種類の音楽に適しています。

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

デュオキャンセルテクノロジーを搭載した42dbハイブリッドANC

すべてのアクティブノイズキャンセリングが恩恵をもたらすわけではありません。
Fiil cc pro2は42dbハイブリッドancをサポートするだけでなく、ノイズキャンセリング調整適応技術により、よりバランスの取れたノイズキャンセリング深さをもたらし、耳を圧迫するような不快感を軽減します。

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
おすすめミュージック
阿部真央 (Mao Abe) - Never Fear [Official Music Video]

「Never Fear」は、阿部が2月15日に発売するニューアルバム「Not Unusual」より先行配信された楽曲。TOKYO MXほかで放送中のテレビアニメ「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」のエンディングテーマに使用されている。MVのアニメーション制作は「Never Fear」のジャケットイラストを手がけた作家・かずきおえかきが担当。なお「Not Unusual」の限定予約生産盤の予約は1月22日まで受け付けている。

音楽ナタリー – 阿部真央「Never Fear」かずきおえかき手がけるアニメーションMV公開
ディネーズ聖王国に属する都市、テラネ。一攫千金を狙う冒険者に目端が利く商人、歌い踊る吟遊詩人、貴族に神官、獣人族……。職業と人種のるつぼ、都市そのものがまるで迷宮であるかのようなその街を人は“迷宮都市”と呼んでいた。冒険者パーティ【武芸百般】を追い出され、恋人にも騙され失意の軽戦士ニックもまた、この街の住人だった。全てに嫌気がさして立ち寄った酒場。不味い飯、周りの楽しげな冒険者たち、相席のパッとしない連中……。うんざりする一切合切を、叩きつけるようにぬるい酒で流し込む……!「「「「人間なんて信用出来るか!」」」」思わず、苛立ちや不満は口をついて出た。自分だけの思いのはずが、その声は4人分だった──。それぞれに傷を持つ彼らの、これが冒険の幕開けだ!! ©富士伸太/MFブックス「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」製作委員会

パッケージ(8.5)

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

パッケージは価格の水準を満たしています。高級感を意識したパッケージで、開梱体験で少し豪華さを感じられます。

パッケージ内容

  • イヤホン本体
  • 専用充電ケース
  • イヤーピース
  • Type-Cケーブル
  • マニュアルや保証書類
FIIL CC Pro2
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ビルドクオリティ(8.5)

FIIL CC Pro2
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ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。

FIIL CC Pro2
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装着感(7.5)

FIIL CC Pro2
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装着感は良好ですが、少し安定しません。

FIIL CC Pro2
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接続品質

LDACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。

人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも通信が途切れることはなく、一貫して音楽を聴くことができました。

バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。

インターフェース/操作方法

操作インターフェースはタッチパネル式です。

電源ONイヤホンを取り出す
電源OFF充電ケースにイヤホンを収納する
ペアリング電源ON後、接続先がなければ自動的にペアリングモード
曲再生多機能ボタンを2回タップ
再生停止多機能ボタンを2回タップ
曲送り右側の多機能ボタンを1回タップ
曲戻し右側の多機能ボタンを3回タップ
音量+左側の多機能ボタンを1回タップ
音量-左側の多機能ボタンを3回タップ
通話応答多機能ボタンを2回タップ
通話終了多機能ボタンを2回タップ
ANC/ヒアスルー切替左側の多機能ボタンを2秒長押し
ヒアスルーモード切替右側の多機能ボタンを2秒長押し

アクティブノイズキャンセリング性能

詳細は有料記事に譲りますが、FIIL CC Pro2のANC性能は価格帯では標準以上の水準です。低域の削減幅が特に大きいです。

対応アプリ

FIIL CC Pro2はFIIL+アプリに対応しており、音質とコントロールを自分好みにカスタマイズすることが可能です。

アプリで可能なこと

  • 音質のカスタマイズ
  • コントロールのカスタマイズ
  • ファームウェアアップデート
  • ペアリング解除
  • ファクトリーリセット
  • デバイス情報の確認
FIIL CC Pro2
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おすすめミュージック
Hinano「CHANGEMAKER」Music Video

表題曲「CHANGEMAKER」は、1月7日よりTOKYO MXほかで放送されるテレビアニメ「解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ」のオープニング主題歌。Hinanoにとって初のロック調の楽曲として制作された。

音楽ナタリー – Hinano、ロック調の新曲でアニメ「解雇された暗黒兵士」OPを彩る
「解雇ですか……?」魔族で魔法が使えない無能といわれ、突然の解雇宣告を告げられた魔王軍の暗⿊兵⼠・ダリエル(30代)。故郷を追放され、偶然、森で助けた村娘・マリーカとの出会いにより、⼈間族のラクス村に流れ着く。魔族ではパスできないはずの冒険者登録に受かってしまい、⼿のひらには⼈間族にしか使えないはずのオーラが宿る!?駆け出し冒険者ダリエルとして、のんびりできないドタバタなセカンドライフがいま始まる。 © 岡沢六十四・るれくちぇ・講談社/解雇された暗黒兵士製作委員会

音質

HATS測定環境

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • 小野測器 SR-2210 センサアンプ
  • 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
  • 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
  • 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition

カプラー測定環境

  • Type5050 マイクアンプ電源
  • Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
  • オーディオインターフェース:MOTU M2

アナライザソフト

  • TypeDSSF3-L
  • Room EQ Wizard

REW周波数特性

Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。

当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。

周波数特性(RAW)

FIIL CC Pro2 Frequency Response (RAW)
FIIL CC Pro2 Frequency Response (RAW)

周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス

測定値は有料記事をご覧ください。

UGREEN HiTune X6

オーディオステータス

FIIL CC Pro2のオーディオステータス
FIIL CC Pro2のオーディオステータス
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として導入しています。
Antelope Audio AMÁRI - Unboxing (Japanese)

ANTELOPE AUDIO 特集

ANTELOPE AUDIO(アンテロープオーディオ)は、20年以上に渡りハイエンドのデジタルオーディオクロックやAD/DAコンバーターを手がけるメーカーです。プロフェッショナルが認めるクリスタル・マスタークロックを始めとする独自技術により、完璧なクロッキングを実現。レコーディングスタジオやプロエンジニア、プロミュージシャンはもちろん、オーディオファンからも高い支持を集めています。

音質解説

今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とSBCで接続してレビューします。

FIIL CC Pro2ニュートラルに近いサウンドシグネチャーを持っています。

レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。

  • 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
  • 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
  • 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
  • クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
  • イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]

これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
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低域(9.5)

  • 原音忠実度:S
  • 臨場感:A-
  • 深さ:B+
  • 重み:B+
  • 太さ:B
  • 存在感:B+

低域

FIIL CC Pro2の低域は十分に直線的で見通し感に優れています。深さも優れています。

ドラムは重厚感も程よく感じられ、重みも適度にあり、引き締まってリズム感もよく、ランブルも感じられるため、臨場感にも優れています。ただし、太さに欠けるので少し逞しさが足りないという人もいるでしょう。

エレキベースはやや明るく聞こえるものの、深さに優れており、沈み込みは良好です。

存在感の上ではほぼ中域と釣り合うバランスになっています。低域好きには質的には問題ないと思われますが、量で少し不足している感じがあるかもしれません。

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

中域(9.5)

  • 原音忠実度:S
  • 厚み:B
  • 明るさ:B
  • 硬さ:B
  • 存在感:B

中域

中域はかなりニュートラルに近く、質感はかなり正確で、音像一貫性も高く滑らかで、透明感があります。一般に良く調整されている中域と言えるでしょう。

耳当たりも自然で十分な構築感があり、楽曲の立体感はよく再現されます。透明度も高く、楽曲は背景から十分に分離されています。

各音像の分離感もほぼ中庸な雰囲気で、全体印象は自然に聞こえますが、ディテール感が少し物足りません。

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

高域(9.0)

  • 原音忠実度:D+
  • 艶やかさ:B
  • 鋭さ:B+
  • 脆さ:B-
  • 荒さ:D
  • 繊細さ:D+
  • 存在感:B

高域

高域は精細感と空気感は悪くありませんが、マイクロディテールに少し欠け、繊細さに欠けるように聞こえやすいところがあります。

直線性は十分で、定位感もかなり優れています。存在感も中域とバランスが取れており、かなり良質な高域と言えます。

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

定位/質感

  • 質感の正確性:S-
  • 定位の正確性:B+
  • オーケストラのテクスチャ:A
  • 雅楽のテクスチャ:B+

定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。

オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。

この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。

質感はかなり正確で定位感も良好なため、この価格帯ではかなりフルオーケストラ向きのサウンドを持っています。響きが強調され、やや包容感の強いサウンドもホールのような雰囲気を生み出す効果があるため、悪くないかもしれません。ただ中域が少し暗い印象になりやすいですね。

雅楽もわずかに篳篥の音が暗く、少し上品に聞こえます。和音の繊細さがやや物足りず、少しぼんやりして聞こえる感じがありますね。

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

音場/クリア感/イメージング

  • 音場:B+
  • クリア感:A-
  • イメージング:B+
    • 高域:A+
    • 中域:B+
    • 低域:C+

音場

低域は十分に深く、中域はやや奥行きが強調されています。高さは十分ですね。

クリア感は価格を考えると優れています。

イメージング性能は価格の水準以上です。

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

 

音質総評

  • 原音忠実度:A
  • おすすめ度:A
  • 個人的な好み:A-

音質総評

FIIL CC Pro2Earfun Air Pro SVの上位互換と言える製品です。

それはおそらくAir Pro SVとほぼ同等のウール振動板を用いながら、通信チップを変更し、より高音質なコーデックに対応しました。音質面では少なくとも私の手持ちのAir Pro SVと比較した場合、透明度と解像度が向上しており、サウンドバランスはほぼ同様で、完全な上位互換です。

なお、FIIL CC Pro2とEarFun Air Pro SVのイヤホン本体はほぼ同一のデザインですが、ケースデザインが異なるため充電ポイントの位置が異なり、互換性はありません。

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2 & EarFun Air Pro SV
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2 vs Earfun Air Pro SV
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

音質的な特徴

美点

  • ほぼ完璧なスタジオチューニングニュートラルサウンド
  • 深みのある低域
  • 自然な質感
  • 一貫性のある音像
  • 響きが豊かで包まれ感がある
  • マイルドな高域

欠点

  • ベースヘッドはもう少し低域に量感を求める可能性
  • マイクロディテールに欠ける
【完全ワイヤレスイヤホン FIIL CC Pro2 レビュー】LDAC対応+高機能。優れたニュートラルサウンド

ほぼ完璧なスタジオチューニング
自然な質感
一貫性のある音像と定位

FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2
FIIL CC Pro2

ミディッチュ 冴えない彼女の育てかた 加藤恵 ノンスケール

ミディッチュ 冴えない彼女の育てかた 加藤恵 ノンスケール

ミディッチュ 冴えない彼女の育てかた 加藤恵 ノンスケール

 
 
 
 
 
 

レコーディングシグネチャー

レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはFiiO M15でレコーディングにAntelope Audio Amariを用いています。コーデックはSBCで、イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。

¥369,600(税込)

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
  • Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
  • オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
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総評

FIIL CC Pro2Earfun Air Pro SVのほぼ完全な上位互換ともいうべきイヤホンです。それはEarFun Air Pro SVのニュートラルサウンドを継承しつつ、より高い解像度を持ち、高音質コーデックLDACに対応し、全体的なクオリティパフォーマンスが向上されています。EarFun Air Pro SVを気に入っており、それをステップアップしたいと考えた場合、その願望を完全に満たすのはおそらくFIIL CC Pro2をおいてほかにないと言えるでしょう。ただし価格はAir Pro SVのほぼ二倍になるため、コスパは少し悪くなります。

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この記事では、世界中のオーディオ情報を収集している当ブログが、今最も評価が高く、最先端で流行している中華イヤホンの中から、1万円以下で買えるお財布に優しい機種を紹介します。

ここに紹介する機種は「実力派オーディオマニアがこぞって称賛したもの」と「一般的なオーディオファンから高い人気を得たもの」ばかりで、定まった評価をすでに確立している最新機種ばかりです。

FIIL CC Pro2

9

パッケージ

8.5/10

ビルドクオリティ

8.5/10

装着感

7.5/10

高域

9.0/10

中域

9.5/10

低域

9.5/10

歪みの少なさ

8.5/10

通信品質

9.5/10

アクティブノイズキャンセリング

8.5/10

コストパフォーマンスボーナス

11.0/10

長所

  • ほぼ完璧なスタジオチューニングニュートラルサウンド
  • 深みのある低域
  • 自然な質感
  • 一貫性のある音像
  • 優れた質感
  • 響きが豊かで包まれ感がある
  • マイルドな高域
  • 優れたアクティブノイズキャンセリング
  • 高い機能性
  • LDAC対応

短所

  • ベースヘッドはもう少し低域に量感を求める可能性
  • マイクロディテールに欠ける

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