【完全ワイヤレスイヤホン audio-technica ATH-CKR70TW レビュー】しっとりと落ち着いた大人の色気を感じさせるオーテクサウンド

【完全ワイヤレスイヤホン audio-technica ATH-CKR70TW レビュー】しっとりと落ち着いた大人の色気を感じさせるオーテクサウンド 20000円~30000円
audio-technica ATH-CKR70TW

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audio-technica ATH-CKR70TWの概要

こんな人におすすめ

  • 暗いサウンドが好き
  • シックで上品なサウンドが好き
  • 機能性重視
  • デザイン重視
  • オーテクファン

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:7h/20h
  • 防水性能:IPX4
  • 対応コーデック:aptX/AAC/SBC
  • 価格帯:20000円~30000円

audio-soundスコア
audio-technica ATH-CKR70TW
audio-technica ATH-CKR70TW

  • パッケージ:8.5/10.0
  • ビルドクオリティ:8.5/10.0
  • 装着感:8.5/10.0
  • 高域:8.0/10.0
  • 中域:7.0/10.0
  • 低域:8.0/10.0
  • 歪みの少なさ:7.5/10.0
  • 通信品質:8.5/10.0
  • アクティブノイズキャンセリング:6.0/10.0

長所と短所

長所

  • 上品でシック
  • 奥行き感のある音
  • 重厚
  • 中域の解像度が高め

短所

  • 癖が強い
  • 質感表現が不自然
  • 色づきが悪く地味
  • 高域が地味
  • 個体差(おそらく品質管理の問題)

audio-technica ATH-CKR70TWの特徴

audio-technica ATH-CKR70TW
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すべての音を、感動体験に

音響テクノロジーで日常が変わる

オーディオテクニカの音響テクノロジーを積み重ね、音に没入できる時間を創り出す完全ワイヤレスモデル。長年培ってきた音づくりのノウハウを小さな筐体に集結させました。耳に着けた瞬間から始まる、高音質へのアプローチ。高い遮音性と音を深く味わうためのノイズキャンセリングが生み出す、音に集中するための空間。その中で体験する音は、これまでにない豊かな音場です。アーティストが伝えたい楽曲の世界観までも再現する徹底した音へのこだわりが、毎日聴く音楽に発見を与えてくれます。

  • 技適マーク認証済み商品 (周波数帯:2.4GHz帯) コミュニケーションを高める通話性能。クリアな通話を実現するビームフォーミング技術
  • 徹底した音へのこだわり。楽曲の世界観を再現する高音質設計φ5.8mmドライバー
  • 音に集中するためのアクティブノイズキャンセリング機能
  • 周りの音を確認できるクイックヒアスルー機能
  • 約15 分の充電で約100 分間の連続再生ができます
  • 原産国:ベトナム

音に没入するリスニング環境を創出

装着による高い遮音性にアクティブノイズキャンセリング機能を組み合わせ、すぐに音楽や動画に没入することができます。

  • 装着するだけで高い遮音性を実現
    小型&エルゴノミックに設計された筐体により、安定した装着性と高い密閉性を実現しました。装着時のシルエットもスマートです。
  • 音に集中するためのアクティブノイズキャンセリング機能
    フィードフォワード方式のアクティブノイズキャンセリング機能を採用。ノイズを打ち消す逆位相の音を生成し、周りの騒音が低減されます。音の輪郭やディテールが際立ち、音楽をより深く味わえます。

コミュニケーションを高める通話性能

イヤホンのハウジング内部に、小型の高性能MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)マイクを搭載。2つのマイクを利用したビームフォーミング技術により、話者の口元に向かって指向性を持たせながら声の帯域を強調させることで通話品質の精度を高め、相手に明瞭な声を届けることができます。

  • 自然な通話をサポートするサイドトーン機能
    通話中はマイクを通して、自分の話し声や周囲の音を耳へ取り込み、イヤホン装着中の密閉状態でも、普段に近い感覚で会話することができます。
  • Qualcomm® cVc™ テクノロジーを内蔵
    周囲の雑音を緩やかに抑制するQualcomm® cVc™(Clear Voice Capture)テクノロジーにより、ワーキングスペースや移動中に電話をかける場合でもクリアに会話できます。
  • ミュート機能
    通話中にマイクをミュートできます。テレワーク中に自分の声や周囲の音が伝わらないようにしたいときなど、瞬時に抑えられるため便利です。

専用アプリ「Connect」に対応

<イコライザー>
オリジナルと4つのプリセットイコライザーで音の変化を楽しんだり、自分でカスタマイズした2つのイコライザーでこだわりの音を聴いたり。好みや気分に合わせた音質が選べます。

<音量ステップ数選択>
製品ボタンでほんの少し音量を変えたいときに、ストレスなく調整できるよう設定できます。デフォルトでは16段階での音量調整となっていますが、本アプリを使用すれば、32段階、64段階でコントロールするモードに切り替えて操作可能です。

<L/R バランス調整>
左右の耳の聴覚差が気になる場合は、アプリ画面にあるLeft/Rightの音量を自分に適したバランスに調整することができます。

おすすめミュージック
「メイドインアビス 烈日の黄金郷」ノンクレジットオープニング映像

★オープニングテーマを歌うのは安月名莉子!
『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』、『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』など
人気アニメのテーマソングを歌ってきた安月名莉子がオープニングを担当!
安月名莉子自身も長い音楽人生の途中にあり、アビスを進むリコたちの旅を、同じ目線で歌い上げる!

隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴「アビス」。その不可思議に満ちた「アビス」へと挑戦する冒険者たちは、次第に「探窟家」と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街「オース」に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。ある日、記憶喪失のロボット・レグと出会い、共にアビスへ潜ることを決意したリコ。旅の途中でリコの命を救った「成れ果て」のナナチも仲間として迎え、さらにアビスの奥へ――。3人は深界五層でのボンドルドとの壮絶な戦いを終え、ついに“二度と帰ってはこられない”と言われる深界六層「還らずの都」へとたどり着く。そこには、成れ果てが独自の価値観を持って暮らす「成れ果ての村」が存在していた。©つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス「烈日の黄金郷」製作委員会

パッケージ(8.5)

audio-technica ATH-CKR70TW
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パッケージは価格の水準を満たしています。

パッケージ内容

  • イヤホン本体
  • 専用充電ケース
  • イヤーピース
  • Type-Cケーブル
  • マニュアルや保証書類
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ビルドクオリティ(8.5)

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ビルドクオリティは価格標準を満たしています。

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装着感(8.5)

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装着感は良好です。

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接続品質

aptXでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では標準以上の接続品質です。

人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも通信が途切れることはなく、一貫して音楽を聴くことができましたが、わずかに音飛びが見られます。

バックグラウンドノイズは少し大きく感じる可能性があります。

インターフェース/操作方法

操作インターフェースはタッチパネル+物理ボタン式です。

電源ON充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す
電源OFF充電ケースにイヤホンを収納する
ペアリングイヤホンの電源ON時に接続先がない場合、自動でペアリングモード
曲再生右側の多機能ボタンを1回クリック
再生停止右側の多機能ボタンを1回クリック
曲送り右側の多機能ボタンを2回クリック
曲戻し右側の多機能ボタンを3回クリック
音量+左側の多機能ボタンを1回クリック
音量-左側の多機能ボタンを2回クリック
通話応答多機能ボタンを1回クリック
通話終了多機能ボタンを1回クリック
クイックヒアスルー右側のタッチパネルを2回タップ
ANC/ヒアスルー切替左側のタッチパネルを2回タップ

アクティブノイズキャンセリング性能

詳細は有料記事に譲りますが、audio-technica ATH-CKR70TWのANC性能は価格帯では平凡な水準です。低域はほとんど削減されません。

対応アプリ

audio-technica Connectアプリに対応します。

アプリで可能なこと

  • 音質のカスタマイズ
  • コントロールのカスタマイズ
  • ファームウェアアップデート
  • ペアリング解除
  • ファクトリーリセット
  • デバイス情報の確認
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おすすめミュージック
ヨルシカ - テレパス

ピアノのリフレインが印象的な「テレパス」は、“無私の共感はテレパシーたり得る”というn-bunaの発想から生まれた楽曲。MVは“共感”をテーマに制作したアニメーション作品で、規格外の超横長「思想犯」MVや、人物などが歩いている足元だけをフィーチャーした「ブレーメン」MVを手掛けたRabbit MACHINEが監督を務めている。

アンコール – ヨルシカ、”共感”をテーマにした「テレパス」MVを公開!!
「雪海」が拡がり続ける異世界–。 人々は巨木「軌道樹」から広がる「天膜」の上でかろうじて暮らしていた。 天膜の少年カイナと、雪海の王女リリハが出会うとき、滅びかけた世界を変える物語が、始まる–。Ⓒ弐瓶勉/大雪海のカイナ製作委員会

音質

HATS測定環境

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • 小野測器 SR-2210 センサアンプ
  • 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
  • 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
  • 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition

カプラー測定環境

  • Type5050 マイクアンプ電源
  • Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
  • オーディオインターフェース:MOTU M2

アナライザソフト

  • TypeDSSF3-L
  • Room EQ Wizard

REW周波数特性

Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。

当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。

周波数特性(RAW)

audio-technica ATH-CKR70TW Frequency Response (RAW)
audio-technica ATH-CKR70TW Frequency Response (RAW)

周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス

測定値は有料記事をご覧ください。

UGREEN HiTune X6

オーディオステータス

audio-technica ATH-CKR70TWのオーディオステータス
audio-technica ATH-CKR70TWのオーディオステータス
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として導入しています。
Antelope Audio AMÁRI - Unboxing (Japanese)

ANTELOPE AUDIO 特集

ANTELOPE AUDIO(アンテロープオーディオ)は、20年以上に渡りハイエンドのデジタルオーディオクロックやAD/DAコンバーターを手がけるメーカーです。プロフェッショナルが認めるクリスタル・マスタークロックを始めとする独自技術により、完璧なクロッキングを実現。レコーディングスタジオやプロエンジニア、プロミュージシャンはもちろん、オーディオファンからも高い支持を集めています。

音質解説

今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とSBCで接続してレビューします。

audio-technica ATH-CKR70TWU字型あるいはW字型のサウンドシグネチャーを持っています。

レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。

  • 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
  • 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
  • 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
  • クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
  • イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]

これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。

audio-technica ATH-CKR70TW
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【中華イヤホン FZ Audio Liberty Z1 レビュー】重厚

FZ Audio Liberty Z1は重厚で深みのある低域と響きが豊かな中域が魅力のイヤホンです。

【中華イヤホン TINHiFi T3 Plus レビュー】完璧な中域による正確無比な質感表現。スピーカーサウンドを完全に再現する前方定位感。高い解像度、超低歪。優れたビルドクオリティ。すべてが価格を超えている

TinHiFi T3 Plusは正確な質感表現を愛するオーディオマニアにとって最高のイヤホンの一つです。自然な質感のまま、モニタースピーカーのように音楽の全体を前方定位させ、中域をとくに美しく聴かせま Read more

低域(8.0)

  • 原音忠実度:S
  • 臨場感:B+
  • 深さ:A-
  • 重み:A
  • 太さ:A-
  • 存在感:A

低域

audio-technica ATH-CKR70TWの低域はaudio-technicaらしいウォーム感を重視した調整になっています。

ドラムは重厚感も程よく感じられ、重みも適度にありますが、ウォームでやや膨張的な耳に優しい音で、ボンボンした感じで聞こえます。ライブ感が感じられますが、引き締まり感と臨場感には少し欠けます。

エレキベースはエッジのブリブリしたあたりを少し強調して聞かせる、やや浅い印象を受ける表現になります。

中域に対する存在感はやや強めで、中域の音が滲む感じが出やすい傾向があります。audio-technica製品でよくある雰囲気の低域です。

audio-technica ATH-CKR70TW
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中域(7.0)

  • 原音忠実度:A
  • 厚み:B+
  • 明るさ:B
  • 硬さ:B
  • 存在感:B

中域

中域は奥行き感を強調した後傾的な構造になっています。audio-technicaによくある静寂感が感じられる上品な味付けの音ですが、地味に聞こえやすいですね。

ボーカルは暗く落ち着いて聞こえやすく、成熟して大人びた雰囲気がありますが、快活さに欠けます。ディテールは十分にあるので埋没感はあまりありませんが、エレキギターやスネアをはじめ、楽器音は全体的にみずみずしさに欠け、ボサついた印象で聞こえがちです。

たとえば80年代のシティポップス風の降幡愛「CITY」を聴くと、全体的にしっとりした雰囲気が出るのはノスタルジックで面白いところもありますが、色彩感が足りなすぎます。そのせいで、この曲のもう一つの持ち味である、ネオンライトを思わせる華やかさ、頽廃感すら感じさせる独特の色気がうまく表現できていない気がします。人によっては念仏でも唱えているように聞こえるんじゃないですかね。 

降幡 愛「CITY」Music Video

いわゆる典型的なオーテクサウンドで好き嫌いはかなりはっきり分かれそうです。私は同じオーテクサウンドでもATH-TWX9のほうがもうちょっと中域に精彩を感じるので、ATH-TWX9があるなら、ATH-CKR70TWはいらないかなといった感じですね。

Susan Wangの「(They Long To Be) Close To You」のような曲はしっとりした色気のある暗い音で聴けるので、雰囲気が好きという人もいるかもしれません。現実のライブ演奏に近いムードが出ます。

Close to you (susan Wong)
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高域(8.0)

  • 原音忠実度:D+
  • 艶やかさ:B-
  • 鋭さ:C+
  • 脆さ:C+
  • 荒さ:D-
  • 繊細さ:D+
  • 存在感:C

高域

高域は精細感を意識してチューニングされており、中域の明度不足を補うのに適当な程度の輝度があります。

オーテクは毎度のごとく高域の調整は丁寧で、直線性は十分で、定位感もなかなかに優れています。オーケストラでも自然な倍音で伸びるバイオリンや木管を味わえるでしょう。

ただし拡張性は物足りません。

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定位/質感

  • 質感の正確性:B+
  • 定位の正確性:B+
  • オーケストラのテクスチャ:C-
  • 雅楽のテクスチャ:C-

定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。

オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。

この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。

定位感と重厚感は悪くないかもしれませんが、のびやかさに欠け、質感もあまり自然に聞こえず、何より色彩感に欠けるのが難点です。どんな曲でも大抵葬送曲のように地味で陰気に聞こえます。中域が窮屈なのも気になりますね。

同様の理由で雅楽も好みを分けるでしょう。

audio-technica ATH-CKR70TW
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音場/クリア感/イメージング

  • 音場:B
  • クリア感:B
  • イメージング:B+
    • 高域:B
    • 中域:A-
    • 低域:B

音場

深さは標準かやや物足りず、中域で少し奥行きが強調され、高域の拡張性は標準より少し物足りません。

クリア感は価格を考えると少し物足りません。

イメージング性能は価格の水準以上です。中域に限ればかなり解像度が高いですね。

audio-technica ATH-CKR70TW
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音質総評

  • 原音忠実度:B+
  • おすすめ度:C+
  • 個人的な好み:B-

音質総評

audio-technica ATH-CKR70TWはいわゆるオーテクサウンドの典型を示している機種の一つで、地味で渋く聞こえる中域と熱気のあるライブ感が感じられる低域を備え、それに丁寧に調整された高域が備わっています。

独特の癖が強いサウンドで、万人向きとは言い難いです。

ここからは補足情報ですが、この機種はおそらく個体差が大きいと思われるため、あまり品質も良くない可能性があります。

実際に私はレビューで2ユニットを検証しましたが、どちらも左右差が少し大きく、周波数特性もだいぶばらつきがあり、ユニットごとの音質に安定感が感じられません。

中国製のATH-TWX9と違い、この製品はヴェトナム製のため、もしかするとヴェトナム工場の品質がそれほど整っていないのかもしれませんね。

audio-technica ATH-CKR70TW
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音質的な特徴

美点

  • 上品でシック
  • 奥行き感のある音
  • 重厚
  • 中域の解像度が高め

欠点

  • 癖が強い
  • 質感表現が不自然
  • 色づきが悪く地味
  • 高域が地味
  • 個体差(おそらく品質管理の問題)
【完全ワイヤレスイヤホン audio-technica ATH-CKR70TW レビュー】しっとりと落ち着いた大人の色気を感じさせるオーテクサウンド

上品でシック
重厚
奥行き感のある音

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ミディッチュ 冴えない彼女の育てかた 澤村・スペンサー・英梨々

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ミディッチュ 冴えない彼女の育てかた 澤村・スペンサー・英梨々

 
 
 
 
 
 

レコーディングシグネチャー

レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはFiiO M15でレコーディングにAntelope Audio Amariを用いています。コーデックはaptXで、イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。

¥369,600(税込)

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
  • Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
  • オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
  • レコーディングソフト:Audacity

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

楽曲情報
  • 楽曲名:浮遊大陸アルジェス -Introduction-
  • アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation

Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. audio-technica ATH-CKR70TW

Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-

楽曲情報
  • 楽曲名:Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 Evolution オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
amazon
  1. 原曲(-23LUFS)
  2. audio-technica ATH-CKR70TW

Formidable Enemy

楽曲情報
  • 楽曲名:Formidable Enemy
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Formidable Enemy
amazon
  1. 原曲(-23LUFS)
  2. audio-technica ATH-CKR70TW
マスタークロックジェネレーター
クロックジェネレーター入門 ティアック CG-10M
10MX Rubidium Atomic Clock | Antelope Audio

総評

audio-technica ATH-CKR70TW典型的なオーテクサウンドと言える、落ち着いて聞こえる気品のあるシックなサウンドが魅力です。また付属アプリも非常に高機能でほぼあらゆるカスタマイズを施すことができます。一方で、アクティブノイズキャンセリング性能はそれほどよくないかもしれません。

【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]
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【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]

この記事では、世界中のオーディオ情報を収集している当ブログが、今最も評価が高く、最先端で流行している中華イヤホンの中から、1万円以下で買えるお財布に優しい機種を紹介します。

ここに紹介する機種は「実力派オーディオマニアがこぞって称賛したもの」と「一般的なオーディオファンから高い人気を得たもの」ばかりで、定まった評価をすでに確立している最新機種ばかりです。

audio-technica ATH-CKR70TW

7.8

パッケージ

8.5/10

ビルドクオリティ

8.5/10

装着感

8.5/10

高域

8.0/10

中域

7.0/10

低域

8.0/10

歪みの少なさ

7.5/10

通信品質

8.5/10

アクティブノイズキャンセリング

6.0/10

長所

  • 上品でシック
  • 奥行き感のある音
  • 重厚
  • 中域の解像度が高め

短所

  • 癖が強い
  • 質感表現が不自然
  • 色づきが悪く地味
  • 高域が地味
  • 個体差(おそらく品質管理の問題)

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