【完全ワイヤレスイヤホン JVC HA-AE5T レビュー】国産ブランドの矜持を見せる絶妙のチューニングと高品位な品質管理

【完全ワイヤレスイヤホン JVC HA-AE5T レビュー】国産ブランドの矜持を見せる絶妙のチューニングと高品位な品質管理 10000円~20000円
JVC HA-AE5T

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JVC HA-AE5Tの概要

こんな人におすすめ

  • バランス重視
  • 中域の質感にこだわる
  • 低域にこだわる
  • 煌めくように美しく打たれ、余韻が静かに染み入るような透明感のあるピアノの旋律を聞きたい
  • クラシック/JAZZファン
  • ロック/EDM/POPが好き
  • 刺さる音が苦手
  • 品質・サポート・安心感重視

基本スペック

  • 連続/最大再生時間:9h/27h
  • 防水性能:IP55
  • 対応コーデック:aptX/AAC/SBC
  • 技適番号:210-134753
  • 価格帯:10000円~20000円

audio-soundスコア
JVC HA-AE5T
JVC HA-AE5T

  • パッケージ:8.0/10.0
  • ビルドクオリティ:8.0/10.0
  • 装着感:9.5/10.0
  • 高域:9.5/10.0
  • 中域:10.5/10.0
  • 低域:9.5/10.0
  • 歪みの少なさ:8.5/10.0
  • 通信品質:8.0/10.0
  • コストパフォーマンスボーナス:12.5/10.0

長所と短所

長所

  • 自然な質感
  • 重厚
  • 深みのある低域
  • 優れて透明な中域
  • 中域への適切なフォーカス
  • 艶やか
  • 聴き疲れないサウンド
  • 良好な装着感
  • 高水準の品質管理
  • 完璧なステレオイメージング

短所

  • 地味に聞こえる高域
  • USB Micro-B

JVC HA-AE5Tの特徴

  • 風切り音などのストレスを抑えるコンパクトなデザイン
    耳からの飛び出しを抑えたスリムなコンパクト設計で空気抵抗や風切り音によるストレスを低減し、ランに集中しやすい”Aero Slim Design(エアロスリムデザイン)”を採用。外れにくい形状とイヤーサポートにより、安定した装着感を実現します。また、イヤホン本体をラバー調の素材で囲むことで、すべりにくく、着脱時などの落下の危険を防ぎます。
  • やさしい着け心地のストレスフリーイヤーピース
    耳孔への圧迫感を抑える新形状と素材の見直しにより、やさしい着け心地を実現するストレスフリーイヤーピースを標準/低遮音イヤーピースの両方で採用。着地音や風切り音を低減し、長時間のランニングでも疲れにくく、快適な装着感でリスニングが楽しめます。
  • 周囲の音が聞こえやすい低遮音イヤーピースを付属
    遮音性に優れた標準イヤーピースに加え、屋外使用での安全性に配慮し、周囲の音が聞こえやすい低遮音イヤーピースも付属します(各3サイズ)。また、自宅でテレワーク時、リモート会議での通話に使用する際にも、チャイム音や電話の着信音などが聞きとりやすく便利です。
  • 安定したワイヤレス接続
    左右独立伝送により音切れに強く、低遅延を実現するQualcomm TrueWireless Stereo Plusに対応。また、Bluetooth🄬標準規格Power Class 1に対応するとともに高性能LDSアンテナを採用し、安定したワイヤレス接続を実現します。
  • 軽いタッチで確実に操作できるタッチコントロール
    フィードバック音付きのタッチコントロールにより、軽いタッチで確実に操作でき、操作時にイヤホンの位置がずれるストレスを低減します。ボリューム調整、再生/一時停止、曲送り/曲戻し、電源のオン/オフやBluetooth®のペアリング等の操作が可能。また、スマートフォンの音声アシスタント機能の起動にも対応します。
  • 防水/防塵仕様IP55
    防水・防塵仕様で雨や汗、ほこりに強く、屋外でのランニング時にも安心して使用できます。
  • イヤホンを着けたまま会話できるタッチ&トーク
    トレーニング中や休憩時に会話が必要な時、ワンタッチで音量を下げるとともにマイクで外音を取り込み、会話をしやすくするタッチ&トーク機能を搭載。
  • 最大27時間再生のロングバッテリーライフ
    イヤホン本体で約9時間の連続再生と、充電ケースによるフル充電を合わせて最大27時間※3の長時間再生を実現。10分の充電で約1時間の再生が可能なクイック充電にも対応します。
  • 高音質コーデックAAC、Qualcomm®aptX™ audio対応
  • 高音質サウンド&バスブーストモード
    高磁力ネオジウムマグネット採用の高音質ドライバーとバスブーストモードによるクリアで迫力あるサウンド
JVC Audio AE HA-AE5T & HA-AE1W Sport Headphones

パッケージ(8.0)

JVC HA-AE5T
JVC HA-AE5T

JVC HA-AE5Tのパッケージは価格の標準を満たしています。

パッケージ内容

  • イヤホン本体
  • 専用充電ケース
  • イヤーピース(2種類)
  • Micro-Bケーブル
  • マニュアルや保証書類
JVC HA-AE5T
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ビルドクオリティ(8.0)

JVC HA-AE5T
JVC HA-AE5T

JVC HA-AE5Tのビルドクオリティは価格の標準を満たしています。若干プラモデルっぽいですけど、イヤホン本体はわりとかっこいいですね。

JVC HA-AE5T
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JVC HA-AE5T
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JVC HA-AE5T
JVC HA-AE5T
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JVC HA-AE5T

装着感(9.5)

JVC HA-AE5T
JVC HA-AE5T

装着感は良好です。イヤーフィンでしっかり固定されます。

JVC HA-AE5T
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接続品質

aptXでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では平均以上の接続品質です。

人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと、音飛びが目立ち、一貫して聴くのは難しかったですが、接続は途切れません。

バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。

インターフェース/操作方法

操作インターフェースはタッチ式です。公式Webマニュアルのダウンロードはこちら

電源ON充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す
電源OFF充電ケースにイヤホンを収納する
ペアリング電源ON後、接続先がなければ自動でペアリングモード
曲再生左側の多機能ボタンを1回タップ
再生停止左側の多機能ボタンを1回タップ
曲戻し左側の多機能ボタンを1秒長押し
曲送り右側の多機能ボタンを1秒長押し
通話応答多機能ボタンを1回タップ
通話終了多機能ボタンを1回タップ
通話拒否多機能ボタンを1秒長押し
音声アシスタント起動左側の多機能ボタンを3回タップ
トランスペアレントモード切替右側の多機能ボタンを1回タップ
バスブーストモード切替右側の多機能ボタンを3回タップ

音質

HATS測定環境

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • 小野測器 SR-2210 センサアンプ
  • 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
  • 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
  • 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition

カプラー測定環境

  • Type5050 マイクアンプ電源
  • Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
  • オーディオインターフェース:MOTU M2

アナライザソフト

  • TypeDSSF3-L
  • Room EQ Wizard

REW周波数特性

Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。

当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。

周波数特性(RAW)

MUINE T1 Frequency Response (RAW)
JVC HA-AE5T Frequency Response (RAW)

周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス

測定値は有料記事をご覧ください。

UGREEN HiTune X6

オーディオステータス

MUINE T1(ノーマルモード)のオーディオステータス
JVC HA-AE5T(ノーマルモード)のオーディオステータス
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として導入しています。

音質解説

今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とaptXでつないで、BASSブーストをOFFにしてレビューします。

JVC HA-AE5T非常にバランスの取れたサウンドシグネチャーを持っており、原音忠実性が高いフラットサウンドであり、かつニュートラルにも近い万人向けのサウンドを提供します。レンジも優れており、低域から超高域までバランスよく聞こえるだけでなく、BASSブーストモードで低域を強調して聴くこともできます。

このBASSブーストモードの低域調整幅も非常に合理的なので、BASSブーストモードにしたら途端に「低域番長」になるなんてこともありません。非常に秀逸なサウンドバランスのみならず、これから述べるように全体的なチューニングも非常に優れています。

以下のレビューは基本的にノーマルモードで行います。以下の評価値のカッコ内はBASSブーストモード時です。

レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。

  • 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
  • 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
  • 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
  • クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
  • イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]

これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。

JVC HA-AE5T
JVC HA-AE5T
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低域(9.5)

  • 原音忠実度:S (S-)
  • 臨場感:B+ (A)
  • 深さ:B+ (A)
  • 重み:B+ (A-)
  • 太さ:B+ (B+)
  • 存在感:B (A)

低域

JVC HA-AE5Tの低域は十分に深くまで到達しており、重低域マニアを満足させる水準にあります。

BASSブーストモードを使えばさらに量感を増すことができますが、よくある同種の機能のように低域が膨らんだりすることがなく、引き締まったままニュートラルラインまで低域が上昇します。

BASSモードの低域も非常に秀逸で、JVCのXXシリーズのような深みと重みのある低域が味わえます。インパクトのあるドラムキック、太く黒みのあるたくましいエレキベースが上品に聞こえる、素晴らしい低域が実現されます。

一方でノーマルモードではよりモニター的で素直なバランスになり、低域はやや明るく見通しの良い聞こえ方になります。それでいて深さは十分なのでベースの芯はしっかり捉えられます。

この低域はJVCの面目躍如といったところでしょう。

中域(10.5)

  • 原音忠実度:S (S)
  • 厚み:B+ (B)
  • 明るさ:B+ (B)
  • 硬さ:B (B)
  • 存在感:B (B)

中域

さて、話は素晴らしい低域だけでは終わりません。HA-AE5Tのさらに卓越した中域についてお話ししましょう。

HA-AE5Tの音響構造全体の中で、中域は最も透明度が高く、適切にフォーカスが合うようにチューニングされています。

原音忠実性に優れ、質感表現も非常に正確な中域は少し強調された中高域によって艶やかで色彩豊かに聞こえます。歯擦音やサ行の刺さりは目立たくなくなるよう非常に巧みに抑えられており、音の角は丸く耳に馴染み、染み入るように体に入っていくでしょう。

私が初めてこのイヤホンで聴いた曲はReoNa「ジュブナイル」ですが、冒頭のチェンバロの艶やかで色気のある響きがクリアに聞こえてきたとき、私は思わずイヤホンを外して見直したほどです。「え?こんなプラモデルみたいな顔してこんな上品で雅な音出すの?」ってね。

続いて聞こえてくるReoNaのボーカルも生々しく、サ行の音に吐息が絡んでとにかく魅惑的でゾクゾクさせられました。

正直全く期待してなかった機種なので、予備知識全くなしに聴いて衝撃を受けたのですが、すぐに測定して結果を確認していくと、音質評価値が全体的に非常に高かったので、見ただけで納得させられました。

チューニングが緻密なだけでなく、品質管理もかなり徹底されているようで、左右のマッチングも完璧な水準でした。詳しくは有料記事を見てもらいたいですが、歪率の音量による変化まで含めて、左右完璧にマッチしています。安いイヤホンでここまで品質管理しているブランドは稀です。中華ブランドではEarFunクラスですらまずありえません。日本のブランドでも稀ですね。私の個体がたまたまマッチングが完璧だった可能性がありますが、経験上、意図せず完璧にマッチングされていることはほとんどありえません。大抵この価格帯の品質管理はもっと雑です。かといって上の価格で品質管理が良くなるとも限らないのがオーディオあるあるですが。

この価格帯ではありえないほど豊かな中音域とクリアでナチュラルな質感、そして高度な品質管理による左右差のないステレオイメージングがこのイヤホンの最大の美点です。 文句なく全価格帯を探してもトップクラスの中域です。10万円以上の価格帯で探したってここまで優れた中域を持つイヤホンはまずありませんよ。

高域(9.5)

  • 原音忠実度:B+ (A-)
  • 艶やかさ:B (B)
  • 鋭さ:B+ (B)
  • 脆さ:C+ (B)
  • 荒さ:C- (C)
  • 繊細さ:C- (D+)
  • 存在感:C+ (C+)

高域

高域がねぇ……またうまいんだなぁ、このイヤホン。正直びっくりしましたよ。中高域からかなりなだらかに超高域に向かってロールオフするように調整されているんですけど、刺さりや尖りにつながりそうな帯域をうまく抑えているので、高域に敏感な人でも快適にリスニングできると思います。

拡張性はこの価格帯では抜群に近く、篳篥のような音域の広い楽器もきれいに際まで表現します。解像度は低めでフォーカスは抑えられているんで、派手目の高域が好きなら向きません。

しっかり出ていますが、ちょっと背景に馴染む透明な感触のある高域で、JAZZのムード感を出すのとかうまいですし、フルオケでも自然にバイオリンの音の穂先が空間にスーッと際まで伸びて消えていくように聞こえます。

定位/質感

  • 質感の正確性:S+ (S++)
  • 定位の正確性:B- (B-)
  • オーケストラのテクスチャ:S-
  • 雅楽のテクスチャ:S-

定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。

オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。

この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。

この価格帯でフルオーケストラを楽しめるイヤホンとして、JVC HA-AE5Tは最高クラスにお勧めできます。BASSモードをONにして聴くのが良いですよ。非常にみずみずしく透明感がある弦楽や滑らかでスムーズな木管の響きが秀逸です。少し明るくツルッとしている質感になりますが、不自然さよりは色気を感じる人の方が多いでしょう。わりと絶妙に調整されている印象です。

雅楽もおすすめできます。風雅と形容するにふさわしい、色気のある篳篥が聞こえますし、和音は渋甘いというか、演奏している場の匂いのようなものが感じられる、明るすぎない艶やかな聴かせ方になります。

音場/クリア感/イメージング

  • 音場:A
  • クリア感:B+
  • イメージング:B+
    • 高域:B
    • 中域:A
    • 低域:C+

音場

深さは標準以上で中域は前面におり、高域の拡張性は価格の水準以上です。

クリア感は価格を考えると標準以上です。

イメージング性能は価格の標準以上です。中域の解像度が特に高いですね。

 

音質総評

  • 原音忠実度:S-
  • おすすめ度:S+
  • 個人的な好み:S+

音質総評

JVC HA-AE5Tは日本の実力派オーディオブランドの音作りの真骨頂が表現されている完全ワイヤレスイヤホンです。それは非常に透明度の高い中域と深みのある低域、音楽を聴くのに必要なほぼすべての範囲の高域までカヴァーする非常に優れた逸品です。

クリティカルリスニングに必要なところが若干意図的に抑えられていますが、下手なモニターヘッドホン使うよりこれ使ってミキシングやマスタリングした方がいいくらいですよ。プロの現場ですら通用する音です。

音質的な特徴

美点

  • 自然な質感
  • 重厚
  • 深みのある低域
  • 優れて透明な中域
  • 中域への適切なフォーカス
  • 艶やか
  • 聴き疲れないサウンド
  • 最高クラスのレンジ感

欠点

  • 地味に聞こえる高域
  • USB Micro-B
JVC HA-AE5T

自然な質感
非常に優れたバランス
非常に透明度の高い中域

JVC HA-AE5T
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レコーディングシグネチャー

レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはFiiO M15でレコーディングにAntelope Audio Amariを用いています。コーデックはSBCで、イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。

¥369,600(税込)

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
  • Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
  • オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
  • レコーディングソフト:Audacity

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

楽曲情報
  • 楽曲名:浮遊大陸アルジェス -Introduction-
  • アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation

Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
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  2. JVC HA-AE5T
  3. JVC HA-AE5T (BASS)

Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-

楽曲情報
  • 楽曲名:Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 Evolution オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
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  1. 原曲(-23LUFS)
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Formidable Enemy

楽曲情報
  • 楽曲名:Formidable Enemy
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
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Formidable Enemy
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. JVC HA-AE5T
  3. JVC HA-AE5T (BASS)

総評

JVC HA-AE5Tは私の愛してやまないブランドが生み出した現今最高峰のエントリークラス完全ワイヤレスイヤホンです。円安で海外製オーディオ製品が高い?無理して買う必要などないですよ。だって手を伸ばせば、すぐそこに国産ブランドの優れた製品があるんですから。

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JVC HA-AE5T

9.3

パッケージ

8.0/10

ビルドクオリティ

8.0/10

装着感

9.5/10

高域

9.5/10

中域

10.5/10

低域

9.5/10

歪みの少なさ

8.0/10

通信品質

8.0/10

コストパフォーマンスボーナス

12.5/10

長所

  • 自然な質感
  • 重厚
  • 深みのある低域
  • 優れて透明な中域
  • 中域への適切なフォーカス
  • 艶やか
  • 聴き疲れないサウンド
  • 良好な装着感
  • 高水準の品質管理
  • 完璧なステレオイメージング

短所

  • 地味に聞こえる高域
  • USB Micro-B

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